貴金属コンサルタント会社GFMSは14日、「ゴールド・サーベイ2006」の中間見直しを発表。ドル相場の弱気見通しや中東情勢不安を背景に、金価格が年内に1オンス=700ドルに上昇するとの公算を示した。
GFMSは、金価格が700ドルより、さらに上昇する可能性も排除できないとしたが、それが実現するのはおそらく2007年とみている。
金現物価格は13日、11週間ぶり安値水準となる1オンス=578.60ドルに下落。5月中旬に付けた26年ぶり高値(730ドル)からの下落率は21%となった。
GFMSは中期見直しで「世界的なマクロ経済不均衡の是正をいつまでも先延ばしすることはできない、という事情などから投資は中期的に勢いを取り戻すと予想される」としている。
また、米住宅市場にみられる問題ある兆候が、米経済とドルについてネガティブな見通しの原因となっていると指摘した。
ドル相場が下落すると、ドル以外の通貨を保有する者にとって金が割安となり、金需要を高める。一部の投資家はより高いリターンを求めて投資対象を通貨から金にシフトする。さらに、金は有事の際の安全な投資先とされている。
GFMSの中期見直しは、地政学的緊張の高まり、とりわけイランに関するそれが、金投資をさらに促すと指摘した。
[ロンドン 14日 ロイター]
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