中国江蘇省で2人目の鳥インフルエンザ感染者

2007年12月09日 07時18分
 【大紀元日本12月9日】中国衛生部7日の通達によれば、江蘇省で新たにH5N1型高病原性鳥インフルエンザがヒトに感染したと診断された。これは江蘇省周辺内で診断された2例目の感染例で、現在、世界保健機関(WHO)はH5N1高病原性の鳥インフルエンザは息子から父親に感染した可能性があると見ている。

 江蘇省南京市で2日、H5N1高病原性鳥インフルエンザと診断された52歳の男性は、3日夜に発熱症状が現れ「肺炎」により入院治療を受けている。5日、江蘇省病気予防センターが患者の呼吸道をサンプリング検査したところ、鳥インフルエンザウィルスであることが明らかになった。さらに、6日、中国病気予防センターは患者の気管の液体を検査・分析することも行った結果、H5N1型高病原性鳥インフルエンザウィルスであることが確定した。

 この患者の息子は2日にH5N1高病原性鳥インフルエンザで死亡したばかり。中国関連部門は、鳥インフルエンザウィルスのヒト-ヒト間感染の調査を開始した。

 WHOの心配

 過去の病例中、大多数の患者はインフルエンザに罹った家禽に接触したため感染している。しかし、中国衛生部の通達では、2日にH5N1高病原性鳥インフルエンザで死亡した24歳の息子は病死した家禽と接触しておらず、さらに江蘇省では今まで家禽の高病原性鳥インフルエンザが発生したことがない。

 WHOスポークスマン・レインフォード氏は、「我々は大変心配している。なぜならこの2例は確実に動物が感染源ではない上、同じ家庭で発生しているからだ」と、全面的な調査の展開が必要と話している。

 また、ヒト-ヒト間の鳥インフルエンザ感染例は非常に稀で、現在までにベトナム、カンボジア、インドネシアで3例しか発生していない。

 (翻訳・坂本)

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