米とベネズエラが外交関係回復で合意 2019年以来7年ぶり

2026/03/06
更新: 2026/03/06

アメリカ国務省は3月5日、アメリカとベネズエラの暫定政権が、外交関係の回復で合意したと発表した。2019年に断絶して以来、約7年ぶりの関係正常化となる。

国務省は声明で、「この措置は、ベネズエラの安定促進、経済回復の支援、そして政治的和解の前進に向けた両国による共同の努力を後押しするものである」と表明した。

両国の外交関係は2019年、ベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏がアメリカとの関係を断絶していた。当時のトランプ政権が、マドゥロ氏を同国の正当な大統領として認めなかったことへの対抗措置であった。

1月3日、アメリカ軍がマドゥロ氏を電撃的に拘束したことで、ベネズエラ副大統領だったデルシー・ロドリゲス氏が暫定大統領に任命された。ベネズエラは、トランプ政権に協力する姿勢に転じていた。一方、マドゥロ氏はアメリカで刑事訴追を受けている。

国務省は、今回の外交関係の再構築について、「ベネズエラにおいて民主的に選ばれた政府への平和的移行の条件を整える段階的プロセスを進めるためのものだ」と説明した。

また声明では、「アメリカは引き続きベネズエラ国民を支援し、地域のパートナーと協力しながら安定と繁栄の実現を推進していく」と強調した。

トランプ氏は4日、SNSへの投稿でロドリゲス氏について「素晴らしい仕事をしており、アメリカ代表と非常にうまく協力している」と評価している。

ベネズエラの暫定大統領 デルシー・ロドリゲス は3月4日、首都カラカスのミラフローレス大統領宮殿で、米国の ダグ・バーガム 内務長官と会談した  (Getty Images)
ベネズエラの暫定大統領 デルシー・ロドリゲス は3月4日、首都カラカスのミラフローレス大統領宮殿で、米国の ダグ・バーガム 内務長官と会談した (Getty Images)
米国とアジア太平洋地域のニュースを担当するフリーライター。