世界巡回公演に先がけ、神韻芸術団が記者会見=ニューヨーク

2007年12月17日 10時22分
 【大紀元日本12月17日】神韻芸術団公演は12月18日にニューヨーク・クリスマス公演で幕開け、クリスマス期間中に米国内で計18回の公演を行う。それに先がけ、主演の神韻芸術団の主要メンバーは12月13日、ウォルドーフアストリア・ホテルで記者会見を開き、公演の主旨や、スケジュール、舞台裏の逸話などを紹介した。クリスマス公演後は、神韻ニューヨーク芸術団と神韻巡回芸術団の2グループに分かれ、来年4月まで全世界各地を巡回公演する。

 
記者会見の現場。左から関貴敏・副団長、舞踊家の李維娜さんと王学軍さん、舞台監督・陳纓さん(大紀元)

神韻芸術団の関貴敏・副団長は、「公演は、一切の共産党文化を排除し、中国伝統文化の復興を目指している。全世界70都市を巡回公演し、延べ60万人以上の観客を動員する見込み。これほど大規模な高水準の公演は、これまでにあまりなかった」と述べ、公演は、同芸術団の台湾や、中国出身の芸術家らが、研究を重ね、専門家と連携し総力を挙げて正真正銘の中国伝統文化の復興に取り組んだ結晶であるという。

 同芸術団の首席指揮者・陳汝棠氏は、「我々の世代の中国人は中国共産党からひどい仕打ちをされてきた。そのためか、この公演を企画し始めた当初から、同じ理念を持っている多くの芸術家たちがすぐに集結、神韻芸術団に加わった」と明かした。

 同芸術団の舞踊家、李維娜さんと王学軍さん夫妻は共に北京舞踏学院卒。昨年の公演では「精忠報国(忠義を尽くして国に報いる)」で母子を熱演した。李維娜さんは、「文化は踊りの魂である。公演に参加するのも、勉強の過程である。以前、私たちは多くの舞踊を学んできたが、深く学べば学ぶほど、伝統文化の奥深さを痛感し、自らの卑小さを思い知った」と語った。

 夫の王学軍さんは、「私は公演への参加で多くを学んできたが、観客も公演を通して勉強できることを願っている。観客席で涙を流している観客を見るたびに、自分の参加に誇りを強く感じている」と話し、共産党文化を取り除いた中国伝統芸能が観客の心にもたらす強い感受性を強調した。

 また、王さんは、今の中国からの文芸公演は、共産党洗脳教育の強い影響を受けているため、すでに本物の中国伝統文化ではないと指摘、「いかなる人も善良な一面を持っている。観客と心の底から共鳴し、深く感動させるのは、純善、純真、純美の文化しかできない。舞台が非常に華やかで盛り上がっているが、後に心の余韻があまり残らない公演とは、この点において異なる」と語った。

 同芸術団の舞踊家、昨年の世界巡回公演で「紅眼石獅」(赤い目の石獅子)の舞踊劇で観音菩薩を演じた熊俊秀さんは舞台裏の逸話を明かした。それによると、彼女が稽古のとき、観音の慈悲をうまく表現できていないと指摘されていた。初めはどうしたらよいのかわからなかったが、後に、観音菩薩の無限大の慈悲を表すには、自分自身も慈悲の満ちた心を養わなければならないと悟り、会心の演技で観客の涙と微笑みを誘った。

 
熊俊秀さん(大紀元)

また、専門家から高い評価を得ている同巡回公演について、舞台監督の陳纓さんは、「巡回公演は2004年発足時の数ステージから、2008年には220ステージまでに拡大した…昨年、台湾公演は、入場券を求める観客が長蛇の列を作り、結局、追加公演をすることにした」と説明、公演の特徴について、以下のようにまとめた。

 ①最も造詣(ぞうけい)のある歌、演奏、作曲、舞踊の芸術家が集結、異なる時代、異なる地域の文化を融合した演目を制作②二胡や、中国筝(こと)、琵琶(びわ)などの中国古典楽器の演奏を西洋音楽と融合③舞台の天幕の製作。舞台の背景として、ハイテク技術を駆使して3Dの立体空間を表現、観客をいにしえにタイムスリップさせ、様々な境地を体験させる。まさに、現代の科学技術と伝統芸術によるベスト・コラボレーションである。

 今回の記者会見に参加したある台湾出身のメディア関係者は、「私は台湾生まれで、いわゆる伝統教育を受けていた…1949年以降、中国の文化も台湾に浸透した。私はこのような文化の中で大人になった。昨年の公演を観て、本物の中国の伝統文化に初めて出会ったと痛感し、中国文化の伝播に多大な努力を費やしている芸術団員らに感銘を受けた」と話した。

 本巡回公演の日本での公演は2008年2月12日から20日まで、東京、名古屋、大阪で行われる予定。日本公演情報サイトは、http://www.ntdtv.jp/gala/video.html。

 
(記者・衛君宇、翻訳/編集・叶子)


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