【大紀元日本7月29日】中国四川省簡陽市で7月25日、数万人の住民が見守る中、沱江に架かる築40年の橋の爆破が始まった。土埃が飛び散り、川の水面は振動で波立つ。巨大な爆発音が止み、人々が目にしたのは依然としてそこに架かる橋であった。橋脚は崩れたものの、アーチ型の部分や橋面はしっかりと残っていたのである。
*炎天下にも関わらず、黒山の人だかり
四川在線によると、25日午後2時、簡陽市街区や河畔には爆破を見物しようと多くの人々がやってきた。30分も経たないうちに河畔は黒山の人だかりができた。
炎天下にもかかわらずたくさんの人が扇子であおぎながら、若い人たちはカメラを手に爆破を待った。
*地震で危険になった橋を取り壊し再建
沱江老橋は簡陽市街にかかる一番古い橋で、すでに築40年経つ。この橋には国道318号線が通っており多くの大型車両が通行していた。後に第2の橋が沱江に架かり、最初の橋は強度問題を抱えながら、主に東渓鎮への歩行者用道路として使用され続けていた。しかし地震後、検査により支える力が低下していることがあきらかになり爆破することが決定したのだという。
*爆薬380キロを使用しても爆破出来ない橋
聞くところによると、この17支柱のアーチ型の眼鏡橋は全長690m、橋梁9本、けた橋8本。爆破が決定した橋は6月から準備作業が開始され、施工員が2000ヶ所の穴を開け380キロの爆薬を埋め込み、電気起爆装置を用いることとなった。
午後4時、簡陽市公安局蒋遠平副局長の“爆破”の合図により、大きな爆発音とともに激しい土ぼこりが立ち込めた。「すごい音だ、きっと橋は崩れただろう」
しかし、多くの人は耳を塞いだまま驚きの声を上げた。破片や土ぼこりが飛び散った数秒後、橋がもとのまま姿を現したからである。「橋がまだ立っている」人々は目を凝らした。
*住民の疑問、爆破できない橋が危険な橋なのか
爆破を見守っていた人々の間で議論が始まった。技師の説明では予想していた爆発の効果が得られなかった為、すでに技術者を手配し、作業員がすぐに橋の周辺を調査、橋の鉄筋と橋梁の角は崩れたが支柱と橋面は崩れなかった。「おそらく、梁の間の薄片が補強されてことが原因だろう」
爆薬を使用しても崩れない橋が危険なのか。李寒江さん(68)は沱江に架かっている橋は古いが、非常に丈夫であると話す。また、そばにいた男性も「ちょっと見て。この橋は爆薬でも壊せなかったのだからまだ爆破しなくてはいけない状態ではなかったのだろう。修繕すればまだ何十年も使える」と話していた。
この橋は爆破しなくてはならなかったのか、火薬の量を誤ってはいなかったのか。簡陽交通局責任者は非常に厳しい面持ちで、状況を調査すれば分かると述べた。
(翻訳・市村)
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