【大紀元日本10月12日】ローマ教皇ベネディクト16世はこのほど、バチカンのある集会で世界金融危機および資本主義について、参加した他の主教たちに対して、「金銭は無用であり、唯一真実不変なものは神の言葉だ」と語り、「人生で見えるもの、実際に触れられるもの、例えば成功、事業、金銭を築く者は、人生を砂上に築くのと同様だ」と指摘した。
バチカンも世界的金融破綻に注目し始めている。そして、バチカンの公式サイトに自由市場モデルは過去20年間で、変質したと指摘する文章が相次いで掲載された。
今年9月、ベネディクト16世はパリで行われた屋外ミサで、「金銭や権力、物質、知識などを追求する人々は、神が案配した真実の運命からすでに外れている」と示した。また、現代社会に新たに現れた、信仰心のない人を崇拝することは「スキャンダルで、本当の疫病だ」とし、「金銭に対する貪欲はすべての罪悪の根源である」と非難した。
豊かになった西側社会は近年、キリスト教精神の価値観を無視し、消費主義を宗教信仰するようなものに変えたことをカトリック教会は懸念している。
今回の金融危機のために企業や消費者が代償を払わされ、ローンを組むことも困難に陥り、株下落により投資家の資産は約21兆円が吹き飛んだ。欧州ダウ・ジョーンズ工業株価指数は銀行破綻の影響を受け、1987年以来最大の金融変動をもたらした。
(記者・邓振梁、毕儒宗、翻訳編集・余靜)
(08/10/12 06:52)
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