印刷版   

【ハーブティーを楽しみましょう】(18):西洋ぼだいじゅ

 【大紀元日本11月14日】「のどが痛いの?じゃ、サルビアのお茶でうがいなさい」「眠れないの?じゃ、ホップとかのこ草のお茶を入れてあげましょう」という風に、ドイツの家庭では小さな症状が出たらすぐに、常備してあるハーブティーが登場します。古くから伝わる薬草の文化が現代の生活にも活きているのです。薬草の権威、M. Pahlow氏のレシピーを参考にドイツのハーブティーをご紹介しましょう。 

 
西洋ぼだいじゅ(Tilia europaea)

 
西洋ぼだいじゅ(絵・前田純子)

今回のハーブは西洋ぼだいじゅ、ハーブ名はリンデンです。西洋ぼだいじゅは、しなのき科の落葉高木で、20-40mに成長します。ヨーロッパに自生し、葉はハート型、初夏に小さな花をつけ、9月ごろに小さな実を結びます。ハーブ用には、花と花のすぐ下についている小さな細長い苞葉を、開花後4日以内に採取し、乾燥釜あるいはオーブン45℃で、素早く乾燥させます。乾燥後は必ず密閉容器で保存して、湿気を防がなくてはいけません。少しの湿気で香りと有効成分が失われてしまいます。

 【適用】

 西洋ぼだいじゅのお茶は味、香りともに大変よく、はちみつで甘味をつけると、一層味に深みが加わります。

 西洋ぼだいじゅは、発汗促進作用と体の抵抗力を高める働きがあるので、熱を伴う風邪やインフルエンザに効果を発揮します。特に子供の風邪には、アスピリンと西洋ぼだいじゅ茶の併用で、抗生剤を使うより、副作用なく早く症状が治まることが医学的に実証されています。西洋ぼだいじゅのお茶は風邪の予防にも効果があります。長時間寒い戸外にいたり、濡れた足で長時間戸外にいたりすると、風邪を引くことが多いのですが、そんな時には帰宅したらすぐに西洋ぼだいじゅ茶をカップ1杯飲んでください。その3-4時間後にもう一杯飲用します。風邪予防のチャンスがぐっと高まるはずです。

 【西洋ぼだいじゅ茶の作り方】

 西洋ぼだいじゅのハーブ茶さじ1に熱湯250ccを注ぎ10分おいた後、こして温かいお茶を飲用します。

 【発熱時の発汗促進には】

 西洋ぼだいじゅのハーブ茶さじ2に熱湯250ccを注ぎ10分おいた後、こして飲用します。できるだけ熱い方がいいので、冷めた場合は少し加熱した後、飲用してください。

 【有効成分】

 芳香油、フラボノイド、タンニン、粘液体

(エリカ)

 (08/11/14 19:17)  





■関連文章
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(17):薬用サルビア(08/11/01)
  • 【ショートストーリー】平和の振り子(08/10/29)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(16):西洋のこぎり草(08/10/16)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(15): こごめ草/アイブライト(08/10/03)
  • リプトン紅茶もメラミン検出、自主回収へ(08/10/01)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(14):マリアあざみ(08/09/13)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(13):亜麻(08/08/29)
  • 【台湾通信】伝統的な台湾飲料「トウガン茶」(08/08/27)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(12):ローズマリー(08/08/17)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(11):西洋サンザシ(08/08/02)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(10):キャラウェイ(08/07/17)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(9):ブルーベリー(08/07/01)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(8):ペパーミント(08/06/16)
  • ダイエットに良いプーアル茶(08/06/09)
  • 【ハーブティーを楽しみましょう】(7):西洋かのこ草(08/06/02)