【大紀元日本11月19日】11月14日朝方、上海商学院の学生寮602号室で出火し、女子生徒4人がビルの6階から落ちて死亡した。現場に置いてあった使用期限が切れた消火器に対して、遺族らは学校側に責任を負うべきだと訴えたが、学校側は未だに遺族たちに対して、賠償事項の協議に達していない。一方、上海市公安局が発表した情報によると、今回の火事は寝室で使用した電熱器の故障によって周辺の燃えやすい物に引火したという。
602号室の向かい側にある徐匯区環境衛生所職員寮にいた目撃者・田さんは、学生4人がパジャマのままで叫びながらベランダに逃げ出したと語った。田さんによると、火は勢いよく燃え上がり、離れた職員寮のガラスが割れる音まで聞こえたという。強い炎から逃げるように4人はさらに欄干の外側に身を乗り出して、両手で欄干に掴まり助けを求めた。しかし、暫く経って、生徒の1人のパジャマに火が燃え移り、驚いた生徒はそのまま6階から落ちた。残りの3人も熱さに耐えられなくなり、次々と落ちた。
使用期限切れの消火器
「成都商報」は、今回の火事は内部事情があると報道した。現場に一番早く到着したという同級生によると、現場から見つかった消火器は使用期限切れのものだったと指摘した。同級生は、成都商報の記者に5階から取り出した消火器を見せ、消火器に書かれた製造日は1999年11月24日で、有効期限は2006年7月14日になっていた。情報筋によると、この類の消火器は最長2年の品質保証しかないという。また、6階から取り出した消火器の製造日も同様に1999年で、有効期限は2006年7月17日だった。消火器の外側に張っている合格証明書の検査日は2002年で、保証期間は1年になっている。遺族らは品質に問題のある消火器が校内で使用されていることで関係者の責任を追及している。
一方、亡くなった学生の担任・周勇氏によると、2つの消火器は共に学校の持ち物だと認め、使用期限が切れていることに対して、謝罪した。しかし、学校側の副書記は事実を認めなかった。そのために、遺族らは会議室の外側に置いてある消火器も確認すると、同様に品質保証期限が過ぎていることが分かった。
11月16日夜、亡くなった4人の女子学生の遺族らがそれぞれ学校を訪れ、火事発生時、602号室から脱出した2人の生徒との面会を求めたが、学校側に拒否された。同級生によると2人は火事の後に、学校に現れることはなかったという。
当時現場には一時二十数台の警察車両が駆けつけ、現場を封鎖した。
(翻訳編集・余静)
(08/11/19 07:27)
|