豪警察、ミサイル部品売却未遂で男1人を起訴 北朝鮮の仲介役

2017/12/18
更新: 2017/12/18

[メルボルン 17日 ロイター] – 豪連邦警察(AFP)は17日、北朝鮮の代理として闇市場でミサイル部品や石炭を売却しようとした罪で男1人を逮捕し、起訴したと発表した。

発表によると、この男には大量破壊兵器の拡散防止に関する法令に基づく訴因が2つ、国連規則および豪政府による北朝鮮への制裁措置に基づく訴因が4つあるという。

複数の現地メディアによると男の名前はChan Han Choi(59)で、オーストラリアには30年以上住んでいたという。

AFPは、男が弾道ミサイルの誘導システムを含むミサイル部品の売却の仲介や、インドネシアとベトナムの第三者に対する石炭売却を行おうとしていたと主張している。

AFP幹部によると取引が成立した場合の金額は「数千万ドル規模」。

同幹部は、男は北朝鮮の高官と連絡を取っていたが、オーストラリアに売却されたミサイル部品はないと述べた。またインドネシアやベトナムが石炭売却計画に関与した兆候もないとした。

有罪判決を受けた場合、男には最高18年の実刑が言い渡される。

Reuters
関連特集: 国際