【大紀元日本3月11日】英誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ニュートリーション(British Journal of Nutrition)」で、豪州ディーキン大学(Deakin University)の研究者ルッセル・キースト(Russell Keast)氏は医学生のジェシカ・スチュアート(Jessica Stewart)氏と共に、人々がこれまでに感知することのできた5種類の味のほかに、「脂肪味」を感知できる新な研究を発表した。脂肪味を感知できる人は脂肪分を多く含む食べ物をあまり取らないことから、スリムな体型を維持している人が多いという。
キースト氏によると、今回の研究は以前米国で動物を用いた脂肪味のリサーチ結果に基づくものだと説明し、「人類の味蕾(ミライ。舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官)はこれまでに甘さ、しょっぱさ、酸味、苦味、そしてうま味(醤油や鶏がらスープ等にある豊富なたんぱく質の味)を感知することができるが、研究の結果では、人類には第6の味覚がある」と示した。
ディーキン大学、アデレード大学(the University of Adelaide)、メッセイ大学(Massey University)(ニュージーランド)、豪州連邦科学と工業研究組織からなる共同研究チームは、30人を対象に異なる濃度の脂肪酸に対する味の感知度の実験を行い、全ての参加者がこれらの脂肪酸の味を感知することができた。また、その中の一部の参加者はより高濃度のものでないと感知できないことも分かった。
その後、さらに50人を選び、脂肪酸の味への敏感度を測定した時に、感知する能力はそれぞれの体重と関連することも分かった。この実験で、脂肪味は人体の中のある機制を誘導することができるとし、肥満問題を解決するのに役立つと思われると示した。
キースト氏は「脂肪酸の味に対して敏感な人又は、極めて低い濃度でも脂肪酸の味を感知できる人は、そうでない人に比べて、より少ない高脂質の食事を取っている」と分析し、これらの人のボティ・マス指数(肥満度、BMIs)も低い」と話した。キースト氏は、「我々の多くは高脂質食品を好むが、上述の機制はこれ以上食べさせないようにすることができる」と話した。
キースト氏は、高脂質のもの例えばポテトチップスなどのスナック菓子類は簡単に食し摂取できることから、人々は脂肪の味に対してマヒしてしまい、敏感ではなくなっているかも知れない。それ故、人々がさらに高カロリー食品を好んで取ってしまう原因になっていると指摘した。
(翻訳編集・豊山)
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