腐敗汚職

中国軍の深刻な腐敗、専門家「戦闘力はゼロ」=米メディア

2017/02/10 16:00

 近年、中国軍高官が相次いで腐敗問題で失脚したことで、国内外に軍内部の深刻な贈賄や収賄が知れ渡ることとなった。中国問題専門家はこのほど、高官は武器密輸などの方法で、贈賄のために横領していると指摘した。米VOAが2月3日に報道した。

 VOAは、中国軍高層部の人事変動について、専門家によるディスカッションの内容をまとめた記事で、一部の読者から「(収賄などで無期懲役を言い渡された元軍トップ)郭伯雄氏らが莫大な金額の賄賂を受け取ってきた。軍内部では官職売り、または官職買いにつき、明確な相場がある。では贈賄した人たちはその後、どのように資金回収をしているのか」との質問があったという。

 これに関して、中国軍に在籍経験のある中国共産党の歴史に詳しい高文謙氏は「中国共産党政権がいわゆる改革開放政策を打ち出した以降、軍は武器密輸、軍馬場(軍用の馬を飼育し海外に輸出する。また馬の飼育牧場をキャンプ地や観光地として民間人に開放する)の運営、様々な業種の大型国有企業との連携でビジネスを行って、金を集めてきた」と回答した。

 「贈賄を受けた人がどのように資金回収したのか。つまり軍内部では昇進と出世のため、一番下の兵士から排長(小隊長)幹部へ、その上の連長(中隊長)、営長(大隊長)、団長(連隊長)、旅長、師長クラスへと、下から上の各階級で贈賄を行っている」と高氏は説明した。

 より高い階級に昇進できれば、その権力と地位を利用して金儲けできて、また下の階級からも貢がれるため、兵士から将校まで皆贈賄や腐敗に奮走するという。

森林や鉱山を守る部隊も 企業に勝手に売却 

(Farhan Chawla/flickr)
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