印刷版   

中国人民銀行は米国債の購入を続ける=副総裁

  中国人民銀行(中央銀行)の呉暁霊副総裁は11日、外貨準備を使った米国債の購入を今後も続ける方針を示した。

 学術的研究では、中国、その他アジアの国・地域による米債券投資には米国の長期金利を0.5─2%ポイント押し下げる効果があったと推測されている。

 呉副総裁は、国際決済銀行(BIS)中央銀行総裁会議が開かれたスイスのバーゼルで、人民銀行が今後も米国債を買い続けるか、との記者団の質問に「イエス」と答えた。

 金人慶財政相は9日、1兆ドル超の外貨準備のより良い運用を狙って新たな投資機関を設立することを明らかにした。

 呉副総裁は、新たな投資機関設立について「日程は設定されていない」とし、投資方法についても「まだ研究しているところだ」と答えた。

 北京では、周小川人民銀行総裁が、楼継偉・元財政省事務次官が新機関設立作業の責任者になると述べた。

 楼氏は先週、財政省事務次官から国務院(内閣に相当)ポストに昇格しており、新機関のトップ就任に向けた動きではないか、との声がアナリストから出ていた。

 呉副総裁は、中国の人民元建て社債市場が今年さらに発展するとの見通しを示した。

 [バーゼル(スイス) 11日 ロイター] 

 (07/03/12 09:49)  





■関連文章
  • 中国全国社会保障基金理事会、海外投資を強化へ(07/03/12)
  • 中国が必要な外貨準備は6000─7000億ドル=全人代常務委副委員長(07/03/07)
  • 中国株市場急落:「暗黒の火曜日」、下落率10年間で最大、世界主要株式市場に影響(07/03/01)
  • 中国株急落、世界的なリスク志向の終えん示唆か(07/02/28)
  • 米国株式市場が急落:識者はこうみる(07/02/28)
  • 利上げ後も株高シナリオ不変、円高に振れず安心感広がる(07/02/22)
  • 利上げなら日本国債への関心高まる可能性=海外専門家(07/02/21)
  • 程暁農:中国株式市場の暴騰、金融危機の可能性(07/02/20)
  • 中国人民銀行、外貨準備を人為的に抑制=ゴールドマン(07/02/19)
  • 中国は経済成長減速、不均衡問題は解消せず=世銀(07/02/15)
  • 何清漣:中国対外開放政策の重大な変化(3・最終回)(07/02/11)
  • 何清漣:中国対外開放政策の重大な変化(2)(07/02/10)
  • 何清漣:中国対外開放政策の重大な変化(1)(07/02/09)
  • ワシントンポスト:中共が政策転換、外資の対中投資を制限(07/02/06)
  • 米タイム誌:経済発展した中国、資源の獲得が主要目標(07/01/29)