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ウイグル人人権活動家ラビア・カーディル氏(Getty Images)

中国当局の反対を制し、ウィグル人のドキュメンタリー映画上映へ=メルボルン国際映画祭

 【大紀元日本7月23日】今月24日に開幕するメルボルン国際映画祭(MIFF)で、上映予定となっているウイグル人人権活動家のドキュメンタリー映画について、中国当局は主催者側に上映中止を求めたが拒否された。その影響で、中国人監督らは映画祭で上映予定だった3本の中国映画の出品を直前になって取りやめた。

 7月24日から8月9日まで、オーストラリアのメルボルンで開かれる同映画祭には、中国の民族政策への反対活動を続けているラビア・カーディル氏のドキュメンタリー映画が上映される予定。

 豪州メディアの報道によると、メルボルンの中国総領事館は上映を取りやめるよう映画祭組織委員会に求めたが断られたという。

 その直後、3人の中国映画プロデューサーは自分たちの作品の出品を取りやめると申し出た。

 映画祭の責任者リチャード・モア氏は、中国当局の行為は文化へのゆすりであると評し、「これは真実である。この世界において、我々が最もみたくないある種の恐ろしいことは、実際にこれらの映画プロデューサーの身に起きている」と述べた。

 ラビア・カーディル氏は、新疆ウイグル自治区で実業家として成功し、中国当局の中央機構「中国人民政治協商会議」の委員を務めるなど、一時は当局から高く評価されていた。その後、中国当局のウイグル族への政策に対して批判したため失脚し、1999年に国家機密漏洩罪で逮捕、投獄された。ライス米国国務長官の訪中を控えた2005年3月14日、中国政府はラビア氏を釈放し、彼女は米国に亡命した。ラビア氏は世界ウイグル会議の主席として、中国におけるウイグル族の人権擁護を訴える活動を行っており、「ウイグルの母」とも呼ばれている。

(翻訳編集・叶子)

 (09/07/24 00:30)  





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