印刷版   

東京成田空港に寝泊りして、中国政府に抗議し続けている中国人権活動家、馮正虎氏(大紀元)

抗議を打ち切り、成田空港に寝泊りの中国人権活動家 旧正月に帰国可能か

 【大紀元日本2月2日】「2月3日午後日本に入り、帰国する準備をする。ちょうど3か月の成田での寝泊まり生活を終わりにする」。中国人権活動家・馮正虎氏(54)は、2月1日のTwitterでこうつぶやいている。帰国する権利のために、中国当局を相手に、昨年11月以来成田空港でスタートした一人の「籠城」戦は、ようやく勝ったのか。

 中国人権活動家の馮正虎氏は、昨年、天安門事件20周年に合わせて来日した。その後、中国への帰国を8回試みたが、いずれも中国政府から拒否された。昨年11月4日、8回目の帰国を試みた結果再度日本に送り返された際、日本への入国を拒否し、成田国際空港の制限エリア内で寝泊りしながら、自国政府に対して抗議する活動を続けてきた。

 同氏の話によると、成田国際空港での抗議活動は世界に注目され、各国のメディアが取材に来た。問題の深刻さに気付き、中国大使館もようやく動き出して、接触してきたという。相談の結果、旧正月前に帰国できるように抗議を打ち切ることにしたと発表した。

 2月2日に空港で記者会見を開く予定で、「私は中国人で、帰国することは私にとって当然の権利だ」と強調した。

 馮氏の先週のブログによると、東京の中国大使館官員2人が先週初めて、同氏を2回訪れた。27日の2回目の話し合いで、馮氏に上海市政府からの3つの回答を伝えたという。その後馮氏がネット上に公開した情報によると、3つの回答は、上海当局は同氏の謝罪の要求は認めないこと、帰国は認めるが一旦日本に入国してから中国に帰国する時間について相談すること、外部に応じる場合、中国大使館からの面会は馮氏の妻による要求により行われたことを公にすることだという。

 それについて、「一つ一つに反駁した。さらに80日かかるかもしれない。政府の名義で人を脅かすのは無用だ」と先週のブログでつぶやいていた。今週になって、突然心情が変わり、一旦日本に入国してから中国に帰国する準備をすることという上海当局の条件に応じる方向に切り替えたのはなぜか、憶測を呼ぶ。

 法律に詳しい馮正虎氏は、1980年代に中国企業発展研究所の所長を務めており、中国の人権活動に力をいれた。1989年に、共産党軍隊による民主化運動の弾圧など中国共産党当局の暴行を批判する声明を発表。それ以来、民主化や人権活動を続けてきた。2001年に当局に逮捕され、二年間服役した同氏は、釈放後当局の監視下に置かれていた。昨年2月に中国公安に拘束された。その後、上海当局から天安門事件20周年記念日が過ぎるまで日本へ出国するという勧告を受け入れ、釈放された。昨年4月1日来日した同氏は、その後帰国を8回も試みたが、中国当局に拒否されつづけた。

(翻訳編集・楊J)


 (10/02/02 08:08)  





■関連文章
  • 中国大使館官員、成田で「篭城」中の中国人権活動家と初面会(10/01/30)
  • 牧野議員、成田空港で「篭城」中の中国人権活動家と面会(10/01/22)
  • 『趙紫陽の軟禁中の談話』著者、北京で死去(10/01/15)
  • 天道に従う者が勝つ(09/12/30)
  • テレサ・テン 「もっとも影響力のある文化人」と「天安門事件」(09/12/22)
  • ベストセラー『上海の長い夜』の著者・鄭念氏を偲ぶ(09/11/15)
  • 信念の「籠城」続ける馮正虎氏 上海公安が馮氏の家族へ懇願(09/11/13)
  • これは「中国政府の恥」 帰国拒否され成田空港に留まる中国人(09/11/06)
  • 香港民主運動メンバー、北京空港で強制送還(09/10/31)
  • <中共政権樹立60周年> 言動制限を強化、僧侶も対象へ(09/09/26)
  • <政権樹立60周年>教授の解放を求め、北京大学学生らが抗議デモ(09/09/21)
  • 「天安門事件」名誉回復を求める軍部からの手紙、政府系サイトで一時掲載=中国(09/09/15)
  • テレサ・テン、最も影響力のある文化人に=中国(09/09/08)
  • 「六四天安門事件」、真実の写真がネットで大反響=中国(09/09/04)
  • 四川大地震の校舎建築欠陥を追及した作家、逮捕起訴される(09/08/08)