THE EPOCH TIMES

【医学古今】 急性疾患に効く十宣穴

2012年04月11日 07時00分

 【大紀元日本4月11日】十宣穴(じゅっせんけつ)は、手指10本の先端部にあり、各指に1穴ずつ、全部で10カ所あります。

 これらのツボは、高熱、てんかん、小児の熱痙攣、熱中症、脳卒中、失神、意識障害、ショック、ヒステリー、急性咽喉頭炎、脳挫傷、中風前兆などの急性疾患によく使われており、しかも、即時効果が得られる場合が多いのです。

 施術法としては、刺絡法、つまりツボを刺して少し血を絞り出す方法が一般的に使われますが、他に指圧法、透熱灸法、線香灸法、刺鍼法も使われます。指先ですから感覚が鋭く、他のツボより刺激の痛みは感じやすいのです。

 私は、ある脳硬化症の患者さんに、指先の数本に刺絡を行った結果、非常に良い効果が得られました。この患者さんは、車のドアに頭をぶつけてから、3カ月後に話がしにくくなり、片側の上肢に脱力感が現れ、病院で検査したら、陳旧性硬膜外血腫が見つかりました。血腫除去手術を実施した後も、血腫の圧迫によって陥没した脳の部分がなかなか元に戻らず、話がしにくく、上肢の脱力感も残っています。そこで、鍼灸治療を受けることにしました。指先の刺絡を行うと、数回で話がしにくい状態と上肢の脱力感がなくなりました。その後、頭皮鍼と手足のツボを使って治療を続けました。1年後の再検査では、脳の陥没した部分が完全に元の状態に戻りました。

 

(漢方医師・甄 立学)

 

 

 

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