党大会に初の台湾生まれの代表 統一を呼びかけ物議

2017年10月23日 19時00分

 中国共産党第19回代表大会に台湾生まれの盧麗安氏(49)が参加し、中台統一を呼びかけるなどの発言で物議を醸した。

 18日に開幕した党大会で台湾の代表とされるのは10人。盧氏以外の9人はいずれも中国大陸で生まれた台湾人二世だ。台湾政治大学卒業の蘆氏は1997年に夫とともに中国大陸に渡り、上海市復旦大学で教鞭をとっている。2年前に中国共産党の党員となり、上海市台湾同胞聯誼会の会長を務めている。

 共産党は1973年の第10回党大会から台湾籍の党員代表団を出席させているが、形式的な代表にすぎない。台湾生まれの代表は盧氏が初めて。

 盧氏は大会初日、取材陣に台湾語であいさつし、「台湾で生まれ育ち、台湾の娘であるのを光栄に思い、中国人であることを誇りに思う」「歴史は選べないが未来は作れる」などと述べ、中台統一を呼びかけた。台湾を愛していないのではないかという記者の質問に「屁理屈だ」と一蹴した。

 いっぽう、対中国大陸政策を担う、台湾行政院(内閣)大陸委員会の張小月主任は、盧氏はすでに台湾国籍を放棄しており、(党代表になったことは)法に抵触していないとの見解を発表した。さらに、「盧氏の選択を尊重する」とコメントした。

 しかし、「(台湾国籍を放棄しているから)台湾人と何の関係もない。盧氏が代表しているのは共産党だ」と台湾政治大学・陳芳明教授は自身のFacebookで反論した。 

(翻訳編集・叶清)

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