【大紀元日本9月13日】台風やハリケーンなどの発達した熱帯低気圧は、世界的に過去25年間、より強くなる傾向があり、地球温暖化が関係している可能性があるという研究結果が9月4日付け科学雑誌「ネイチャー」に掲載された。
米フロリダ州立大学のジェームス・エルスナー(James Elsner)教授らは、人工衛星から観測した熱帯性低気圧の風速を記録し、一年のうちで発生する台風やハリケーンのうちで最強のものの最大風速を25年間、毎年分析した。その結果、1年のうちで起る最も強い熱帯性低気圧の威力は毎年強力になっており、特に北大西洋やインド洋でその傾向が強いことが分かった。ハリケーンや台風などの熱帯性低気圧は、1年間で平均約90回、世界で発生している。
エルスナー教授らは、この研究結果をこれまでにいわれてきた「熱エンジン理論(heat-engine theory)」をサポートするものと推測している。「熱エンジン理論」とは、海面上で発生した温かい水蒸気をエネルギーとして低気圧が発生し、それが上空で冷たい空気となって放出し、ハリケーンが発生するという理論で、他の条件を同じと仮定した場合、海水の温度が上がれば、より温かい空気が発生し、それがハリケーンの強度を増すとしている。しかし、実際には様々な環境的条件により、ハリケーンが強力になったり、弱くなったりすることも分かっており、「熱エンジン理論」と地球温暖化の関係を立証するためには、より細密なデータを分析する必要があるとしている。
同教授は、今回の研究について「海水温度が上がれば、海水がよりエネルギーを蓄えて、それが強い熱帯性低気圧に発達すると仮定する“熱エンジン理論”を必ずしも立証するものではないが、その理論とデータは一致した」と述べている。
(翻訳編集・余靜、田中)
(08/09/13 00:21)
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