収容中の衰弱状態の男性 米団体が調査・救出よびかける

2014年10月25日 00時05分
【大紀元日本10月24日】米国の法輪功団体は23日、中国当局が刑務所に15年間収容し、重度の衰弱状態に陥った男性(65)を洗脳施設に移し、引き続き拘禁しているとして、公告を発表し、国際社会やメディアに独立調査と救出活動を呼びかけた。

 男性の名は王治文氏、中国鉄道部の元エンジニアで法輪功学習者である。
逮捕される前の王さんと娘 (家族提供)



 王さんは1999年4月、法輪功弾圧がはじまる直前に当時の朱鎔基総理と面会し、法輪功の無実を直訴した数人の学習者代表の一人だ。同年7月20日、弾圧発動の当日に王さんは自宅で拘束されると、同年12月下旬、「国家機密漏えい」「法律の執行妨害」などの罪で懲役16年の刑を言い渡され刑務所に収容された。

 家族の話によると、これまでに、王さんは刑務所で日常的な暴行、長時間の睡眠はく奪、手の爪に爪楊枝を差し込むなどの虐待を受け、鎖骨を骨折し、歯も折れるなどしていた。入所前は健康体だったが、現在は糖尿病、高血圧を患い、約1カ月前に脳溢血を発症し、病院で治療を受けていた。いまも半身不随などの後遺症が残り、椅子に座るのも精いっぱいで、極度に衰弱している。

 18日、この状態の王さんが洗脳班(洗脳センター)に移された。家族は移送直前に撮影した王さんの写真を大紀元時報に寄せた。

 米国在住の王さんの娘は「父は大勢の学習者同様、まったく罪を犯していない。罪状うんぬんは完全に政府の濡れ衣です」と訴えている。

 公告を発表した米国の法輪功団体「法輪大法情報センター」のスポークスマンは「なぜ、彼を釈放せず、虐待を盛んに行う洗脳施設に送り込んだのか。我々はこの案件を非常に注目している」と述べた。

 米議会中国問題執行委員会(CECC)は2013年の年次報告書で、王さんの案件を取り上げ、中国政府に釈放を求めていた。

 米下院外交委員会人権問題小委員長のクリストファー・スミス議員は22日、大紀元時報米国本部の取材に対し、「王治文さんは収容されるべきではない。米政府高官は中国政府に対し、このことを提起すべきだ」と述べた。 

 1億人の学習者がいたとされる中国伝統気功・法輪功。1999年7月、当時の江沢民国家主席が弾圧を発動し、15年間で大勢の学習者が収容施設で死亡した(法輪功情報サイト「明慧網」)。

(翻訳編集・叶子)


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