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2月6日、東京大学の鈴木真二教授(写真)の研究チームが紙飛行機を国際宇宙ステーションから地球に向けて飛ばす計画を立てている(2008年 ロイター/Kiyoshi Ota)

日本の研究チーム、「折り紙」飛行機を宇宙から地球へ

 [柏市 6日 ロイター] 日本の研究チームが、紙飛行機を国際宇宙ステーション(ISS)から飛ばし、地球に帰還させることを計画している。東京大学の研究者は6日、特殊な紙で作った小さな「折り紙」飛行機で風洞実験を行い、摂氏250度、音速の7倍の風速の中で30秒間飛ばすことに成功したと発表した。

 紙でできた飛行機はスペースシャトルに比べて非常に軽量なため、大気圏再突入時に生じる摩擦や熱の影響を軽減できる可能性があるという。

 鈴木真二教授(航空宇宙工学)は「紙ヒコーキは非常に軽いので、空気の薄いところで減速しゆっくり下りてこられる」と指摘。「折り紙」飛行機の技術を、将来的に無人の高高度飛行などに応用できる可能性を示唆した。

 研究チームでは、特殊な紙で作った長さ20センチの飛行機を、ISSから日本人宇宙飛行士に投げてもらう計画。鈴木教授によると、地球に到着するまでは数カ月かかる見通しで、着陸場所についてはまったく予想できないという。

 鈴木教授は「メッセージ・イン・ア・ボトルの宇宙版。いつか誰か拾ってくれれば」と話している。

 (08/02/08 14:55)  





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