THE EPOCH TIMES

中国四川省:大地震で発覚した核漏れ危機と核廃棄物疑惑

2008年05月17日 14時36分
 【大紀元日本5月17日】四川大地震発生後、中国共産党政府は救助隊が四川省入りすることを拒絶していた。調べによると、これと同時に各地に対し、原子力発電所などの現地核施設の緊急かつ厳密な情況監視を求めたという。関連する専門家は、中共が再三にわたり核放射能汚染問題を強調していることから、中国四川省には核兵器基地があるのではないかと考えている。

 家族が四川816核武器基地に20年以上勤務していたという女性が、四川省は中国共産党の原子爆弾の核兵器基地であり、現在の核汚染機器は恐らく当時大量生産された原子爆弾の残りで、依然として高放射性を持つ核廃棄物から来るものだろうと本紙取材で明かした。

 記者:あなたはなぜ四川省に核兵器基地があることを知ったのですか。

 女性:私の家族は四川核兵器基地で仕事をしていました。実は核兵器基地は当初、甘粛省蘭州市にあり、ソ連が多くの専門家たちを蘭州に派遣して中共の原子爆弾製造に協力していました。その後、中共がソ連と対立したため、この専門家たちは去って行きました。ソ連が中共の核基地についてよく知っていることを警戒した中共は基地を奥地へ移すことを決定しました。これは当時の周恩来が決定した事で。彼は四川省にある大山に目を付けました。四川の大山は比較的若い山で、風化もそれほど進んでおらず山中に穴を掘るのに適していたのです。

 記者:核基地の大まかな状況は知っていますか。

 女性:中共は当時タンク列車を使ってこれら蘭州基地の主幹精鋭たちを四川の山の中に移動させました。一万人ほどの技術員とその家族を合わせた2万人近くがこのようにして四川にやって来たのです。基地は解放軍が山奥に建設したものでしたが、実際は山中で爆弾を使用し、穴をあけたものでした。基地の従業員とその家族の話では、爆破で穴をあけた時、技術が及ばずたくさんの事故が起き、多くの解放軍が亡くなったそうです。穴は非常に大きく、内部は7本の道路が並んで敷かれ、道路は両方向2車線で2台の解放軍トラックが並んで走行できるほどでした。また洞内の高さは7階建てのビルが収まるほどの高さでした。洞内面積は相当な広さで、通風設備は非常に良好です。私の家族はこのような環境で仕事をしていました。

 記者:基地の場所は知っていますか。

 女性:行き方は分りますが、正確な位置は分りません。長江上流へ向かい、涪(ふう)陵を通過して万県へ、その後源頭に向かって烏江。烏江から再び源頭へ向かい、しばらくしたら船を下りて車に乗り換えて曲がりくねった山道を2、3時間走行する。そこは大きな山間地帯です。山道を行くので方向ははっきり分かりません。これほど多くの人が中で生活しているにもかかわらず住所はありません。あるのは略称だけです。この基地は816と呼ばれていました。当時は二機部管に属し、核弾頭を専門に生産していました。

 記者:では、この基地でいまだに核弾頭が生産されているかどうかを知っていますか。

 女性:この工場は非常に広く、運転費用も莫大なため中共にとっては非常に大きな負担になっています。1982年から1984年の間、世界的脅威になるに足る核弾頭が生産され、この工場は方向転換を始めました。聞くところによれば化学肥料工場だそうです。こういった軍工場は民間工場にならないし、他の事にも使用しません。大部分の技術員はこの工場から離れて行きました。

 記者:環境保護部が5月13日に四川省などに緊急通知を出し、各クラスの環境部門に対し核施設の環境状況の厳密な管理をし、万が一にも事故がないよう安全確保を要求ましたが、これは四川の核兵器基地に関係あるのでしょうか。

 女性:おそらくそうだと思います。ここには原子炉がありますし、当時核弾頭を生産した際に出た放射性廃棄物が置いてあり、これらの廃棄物は捨てられたか或いは現地に埋められているはずです。彼らは別の場所に運んで処理することが出来ないのですから。今回の汶川県大地震では当時の廃棄物が脆くなり、亀裂が入ったか或いは漏れている可能性がかなり高いでしょう。さらに基地は民需工業に転換の後、化学肥料を生産していますが、防護措置は以前のように綿密ではなく、技術員もいなくなっているため、これら廃棄物の管理技術は低く、問題も起き易いでしょう。

 記者:防護措置について言及しますが、この基地でのこの方面の管理はどのようになっているのですか。

 女性:実はこの軍工場基地は大型国営企業ですが、管理は非常にいい加減です。816基地に至っては機関車を1台無くしたことがあります。現地の農民が機関車を1台見つけたと工場に報告したところ、工場内の人間は無くしたことに気づいていたというのです。さらに恐ろしいことは、彼らが燃料棒のプルトニウムを運搬していた時、これらを長江の中に落としてしまったのです。こういうものは引き上げるのが非常に難しく、危険なため最終的に引き上げないことが決定しました。当時、中共はこの件についての一切を隠ぺいし、知っているのは内部の数人だけでした。私の家族も何年か経ち、工場が転換してからやっと少しずつ話し始めることができたのです。

 この汚染は非常に深刻で、高放射性であり、長江全域が汚染され両岸の人々は癌或いは何かの奇病になり、訳が分からないまま死んでしまったかもしれません。これらの人々は死ぬ時に自分がなぜ死ぬのか分からなかったでしょう。実はこの高放射性汚染源によるものだったかもしれません。中国共産党は民衆の命など全く気にしていないのです。

 記者:今お話ししていただいた816基地以外に、四川省には核武器基地があるかどうか知っていますか。

 女性:あると思います。考えてみてください。四川の山々は大きく、岩石も若い。穴を掘れば放射防止効果も高い。また、もし西側諸国に発見され攻撃を受けても防護効果は非常に良く、完全な天然シェルターなのです。彼らがここに置いた核施設は特に恵まれています。私が知っているのは816基地についてだけです。これほど広い四川省の別の場所に基地があるかどうかと言えば、可能性は非常に高いと言えるでしょう。


 
(記者・李潔、翻訳・坂本)


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