米銃乱射は精神疾患が原因、関連機関の設立を=トランプ氏

2019/08/16
更新: 2019/08/16

[モリスタウン(米ニュージャージー州) 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、銃購入者の徹底した身元調査を支持する意向を表明した上で、最近起きた銃乱射事件は精神疾患によるもので、米国は精神科医療機関を増やす必要があるとの見解を示した。記者団に語った。

トランプ氏は、共和党のマコネル上院院内総務や党内の多くの議員らと銃乱射の問題について協議してきたことを明らかにし、「われわれは精神障害のある人が銃を持つことを望んでいない」と述べた。

「引き金を引くのは彼らで、銃ではない。精神疾患について真剣に考える必要がある」と付け加えた。

テキサス州とオハイオ州で今月発生した銃乱射事件では数十人が死亡。これを受けてトランプ大統領は対応を求められている。

銃購入者の身元調査を厳格化するよう共和党に求めているかとの質問に対し、トランプ氏は「われわれは銃を巡る状況全体を捉えようとしている」と説明。「(精神科)機関を再び設立し始める必要があるだろう」とし、米国では多くの精神科機関が1960年代と70年代に閉鎖され、患者が街中に放たれたと述べた。

Reuters
関連特集: 国際