違法操業中の中国漁船 またも台湾当局に拿捕

2016/04/04
更新: 2016/04/04

   台湾排他的経済水域に進入し、台湾本島北東の彭家嶼(ほうかしょ、基隆市の沖約56キロの島)海域で違法操業をおこなったとして2日、台湾海洋巡防総局の湾岸警備隊が中国船籍の漁船1隻と船員17人を拿捕した。最近、こうした中国漁船が増え、当局が取り締まりを強化している。

台湾の国営通信社、中央社の報道によると、拿捕されたのは中国船籍の「閩霞漁01565号」。船内からは、刺し網1000枚とカニや魚合計600キロが押収された。船の大きさに基づき、120~240万台湾ドル(415~830万円)の罰金が科せられるとみられる。

台湾メディアなどは、3月下旬から南シナ海の東沙諸島など台湾の実効支配海域で違法操業を行ったとの理由で、台湾であいつぎ中国漁船を拿捕、乗組員を拘束していると伝えた。

中国国務院台湾事務弁公室の報道官は3月30日の記者会見で、逮捕者の釈放を台湾側に求めた。

(翻訳編集・桜井信一、叶子)

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