迫害証言

「黒監獄」で女性へ性的迫害=米公聴会証言(2)

2016/04/20 18:00

 4月14日、米連邦議会議事堂で開かれた「広範囲に及ぶ中国の拷問」に関する公聴会。証言台に立った法輪功学習者、尹麗萍(イン・リーピン)さんは、凄惨な迫害について生々しく証言した。

 迫害で何度も瀕死な状態に

 インさんは、収容された馬三家教養所で、両手に手かせを付けられて床に縛り付けられ、2カ月間にわたり何らかの薬物を注射されたため、両眼が一時的に失明したことや、絶食で迫害に抗議する時に、口をこじ開けられて乱暴にのどから管を入れられ無理やり食べものを流し込まれ、窒息死させられそうになったこともあるという。

 また、2000年1月から9月まで、遼陽教養院で強制労働させられていた時の様子も語った。

 「(過酷な環境のため)3日間で髪の毛はほぼ白髪に変わり、3カ月後に生理も止まってしまった。昼間は製鉄工場で肉体労働に従事させられ、1日に4人で8トンもの鉄を圧延しなければならなかった。腕には、鉄棒でこすれて肉が露出するほどケガを負った。ほかにも、線路の敷設や有害なアスベストの製造、体中セメントまみれになりながらのセメント袋の開封作業、メタンガスが発生する古いゴミの清掃作業も行った。夜になっても休みはなく、深夜2時まで刺繍の仕事があったため、指先が血まみれになり、指紋も消えた」

 計画的な集団性的暴行

 「2001年4月19日に起きたことは、一生忘れられない。」

 インさんは何度も涙を流しながら次のことを語った。

 「あの日の早朝、私を含む9名の女性法輪功学習者は馬三家から密かに特殊な場所へと移送された。そこは、女性法輪功学習者に対して性的迫害を行うための「黒監獄」だった。私たちはそれぞれ別の部屋に入れられた。部屋には大きなダブルベッドと木製の洋服掛けがあり、4人の男もいた。別の大きな部屋には、様々な年齢の男が少なくとも20~30人眠っていた。彼らは一体何なのか、ここはどこなのか、なぜここに大勢の男が床で眠り込んでいるのか、そしてなぜ私たちはこの男達と一緒にされているのか。理解できなかったが、とにかく恐ろしくて仕方なかった。

 夜の10時ごろ、一緒に移送されてきた女性学習者の鄒桂榮さんが廊下中に響き渡る恐ろしい声で叫んだ。『リーピン!リーピン!馬三家は私たちをオオカミの巣から虎の穴に放り込んだのよ!この政府はこんな下劣な手も使うのよ!』彼女は叫び続けました。

 彼女の壮絶な叫び声を聞きつけて私は必死で部屋を飛び出ると、同じように必死の形相で廊下に走り出てきた彼女を懸命に支え、抱きしめた。そんな私たちに、追いかけてきた男たちは容赦ない暴行を加えた。私の右目は腫れ上がり、身につけていた衣類は全て引きちぎられて裸同然にされたあと、2人ともそれぞれの部屋に引き戻された。

 そのあと、4~5人の男が私をベッドに押し倒し、手足を押さえつけた。30過ぎの男が私に馬乗りになり、気を失うまで顔と頭をなぐりつけた。目が覚めた時、部屋には7、8人の男がいた。そばに3人の男が横になっていて、足元の方に男2人がビデオカメラで撮影していた。」

 「その日、私は固く決心した。もしここから生きて出ることができたら、絶対に彼らを告発する。たとえここで死んでしまっても、人としてあるまじき行為を行った彼らのことを、私の魂は決して許さない」。

 虐待で奪われた10人の命

 インさんが馬三家で収監されていた間、少なくとも10人の知り合いの法輪功学習者が拷問で死亡したという。また30人の学習者が拷問によって精神を病み、まだ回復していない人もいる。

 インさんは、王杰さんという死亡した女性法輪功学習者の写真をかかげて、彼女が亡くなった時のことを語った。王さんは2003年に法輪功学習者に対する迫害の証拠を集めていた時、逮捕され懲役7年の実刑判決を受け、7年間の服役中に受けた数々の過酷な虐待による後遺症で、釈放から1年後に死亡した。王さんが危篤に陥った日は、彼女の娘の誕生日だった。『王杰、今日死んでしまうなんて絶対にだめ!娘の誕生日が母親の命日になるなんて!』家族が何度も呼びかけると、彼女はその日を持ちこたえた。しかし翌日、王さんはインさんの目の前で亡くなってしまった。

 江沢民とその一派を告訴

 「江沢民は法輪功に対して『名誉を地に落とし、経済的に困窮させ、肉体を消滅させ』、法輪功の教えを放棄しないものは、殴り殺されても不問に付し、自殺と同じに扱う、という撲滅政策を指示した。江沢民一派が国家権力を使ってこの『硝煙のない戦争』を仕掛けたことで、(学習者たちは)肉親と離れ離れにさせられ、家庭が壊され、逃亡流浪の生活を余儀なくされ、職場から追放され、学生であれば強制退学に遭い、…」。

 インさんは2015年7月6日、中国最高検察院に告訴状を提出し、江沢民を法廷で裁判にかけるよう求めている。

(翻訳編集・桜井信一/単馨)

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