プロパガンダ

写真「凍った牛乳をかじる兵士」国営メディア、感動さそうが狙いはずれ

2017/02/03 23:18

 中国人民軍は1月31日、ミニブログ「微博」公式アカウントで、氷点下の屋外で凍った牛乳をかじる兵士の写真を掲載した。「厳寒という過酷な条件のなか、訓練に臨む雄姿」を宣伝する狙いがあったとみられる。しかし、ネットでは「暖かい食料をどうして提供できないのか」と、軍の物資管理能力の乏しさを非難するコメントが相次いだ。

 話題の画像は、軍所属の記者が旧正月の休暇期間にある軍のキャンプで撮影したもの。1人の兵士は、中身の凍った牛乳パックを歯で破り、凍結した牛乳の塊をかじっている。

この兵士の画像は、人民日報や環球時報など国営メディアが次々と転載した。「苦を苦としない軍人の勇敢な姿」から軍の士気の高さや屈強さを宣伝する狙いだったとみられる。しかし、ネットユーザはその思惑通りにはいかず、中国軍の後方部隊の援助や補給について「遅れている」と指摘した。

凍った牛乳をかじる兵士の画像を伝える軍メディアの報道を、ネットユーザは転載し、
後方支援の乏しさを指摘する(微博スクリーンショット)

 ネットユーザは次々とコメントを残した。「中国軍の装備はこれじゃ、アウトドアスポーツ愛好者の準備にもおよばない。保温機は? 小型加熱機は? カイロはあるのか…第二次世界戦争のドイツ軍の後方部隊は、これより10倍は強力だっただろう」。

「また人の涙を誘おうとして、嘘を宣伝している。軍後方部隊の主任の家は、純金の大きな船と多くの茅台(注・高級酒、贈り物に多く利用される)を構えている。なのに兵士はどうして暖かい牛乳さえ飲めないのか」。

「兵士は勝利に最も重要な存在。ステルス戦闘機を作り出せるならば、食料供給の質を高めるべき。米軍はすでに30数年前からMREs(加熱できる食事)を配給しており、厳寒のなかでも温かい食事がとれた」。

谷俊山、徐才厚 江沢民派による軍腐敗

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