「己」字カーブ続く点字ブロック、計画性のない設置に批判=南京

2017年05月20日 06時00分

 江蘇省南京市内の興隆大街(大通り)歩道に、新たに視覚視覚障害者用の点字ブロックが設置された。だが、この点字ブロック、たった10メートルほどの距離に、いくつもの曲がり角が設けられている。この道路はこのほど大々的な補修を終えたばかり。

 江蘇公共新聞によると、約10メートルの歩道に「己」が3つ繋がったように点字ブロックが配置されている。地元住民やネットユーザーからは「歩道の設計者は視覚障碍者のことを全く考慮していない」「ブロックの配置をやり直すべきだ」といった意見が次々と挙がっている。

多すぎるマンホールを避けるため?

 点字ブロックが不自然な形に設置されてしまったのは、道路に点在するマンホールを避けるためだったという。15メートルほどの道路に21個ものマンホールがあり、そのうち6個が電力部門のもので、他にも水道や電話、行政関係のものや光ケーブルなど、さまざまな機関や部門の設備が地下に埋設されている。

 南京市の都市計画プロジェクト責任者は、今回、道路に改修工事を施したが、地下に埋められているパイプラインには手を付けられなかったため、マンホールを避けて点字ブロックを敷設するしか方法がなかったと説明している。

 地元住民によると、こうした点字ブロックは別の場所にも設置されているという。

 もっと合理的な点字ブロックの設置方法はなかったのだろうか。通行人は取材に「この点字ブロックを少しだけ道路側に作れば、マンホールを避けて真っすぐにできるのでは。基本的な設計や工夫の問題だ」と的を射た発言をした。

(翻訳編集・島津彰浩)

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