カンボジア野党党首、中共とベトナムを譴責

2006年01月06日 07時00分
 【大紀元日本1月6日】フン・セン首相を誹謗中傷したとして、18ヶ月の禁固刑を言い渡され、現在フランスに亡命中のカンボジア野党のサム・レインジー党首は、同様に名誉毀損で逮捕された2人の著名な人権活動家らの釈放を訴えた。レインジー党首は、この逮捕には中国当局とベトナム政府が関係していると主張している。BBCが伝えた。

 人権活動家らは、カンボジア政府が国土を隣国ベトナムに無断販売したことを批判したために逮捕された。他の5人は逮捕直前にカンボジアを離れたという。レインジー党首は、ノロドム・シハモニ国王に、拘禁されている活動家らに恩赦を与えるよう訴えている。

 レインジー党首はBBCのインタビューに対し、「カンボジアの背後には中共およびベトナム政府がいる。中共は裁判でクメール・ルージュの指導者達が起訴されることを望んでいない。なぜなら、30年前に中共が彼らを支援していたことを知られたくないからだ」と述べ、カンボジアの司法制度が徐々に脅かされており、独裁政権へ傾いていることを指摘、背後で中共政権とベトナム政府が圧力をかけていることを強調した。

 外交関係者らはカンボジアでの「名誉毀損」の罪が、政府を批判する者を黙らせ、拘束するために利用されることを懸念している。しかし、カンボジア政府は法律で適用すべきだとしている。

 ※クメール・ルージュ:1975年から1979年までカンボジアを支配した共産主義政党。赤色クメールともいう。クメール・ルージュ政権下では、資本家層、学者、医者、教育関係者は元より、大人はすべて殺戮の対象となった。ナチスと並んで、20世紀に起きた最悪の大量虐殺のひとつとされ、カンボジア人口の1/3~1/4が殺戮されたといわれている。

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