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高弁護士(右)とその妻(大紀元)

中国の人権派弁護士・高智晟氏、再び交通事故で命を狙われる

 【大紀元日本3月28日】中国で民主と人権活動を行う民衆を暴力で弾圧している中共政権に抗議するためのハンストリレー運動を組織した、北京の人権派弁護士・高智晟氏は26日、故郷に向かう高速道路で突然2台の大型トラックに挟まれるという交通事故にあった。トラックの鉄板が車のドアを貫通したが、幸いにも高弁護士は無事であった。事故直後2台のトラックは現場から逃げ去った。昨年の11月にも高弁護士は高速道路で、命を狙った交通事故を仕掛けられており、今回の事故も中共政権が計画したものと関係者はみている。

 四ヶ月間も警察の監視と尾行などにより家に軟禁されている状況にある高弁護士は24日、また新たな妨害に遭遇した。高弁護士は11年前まで新疆のある国営セメント工場に営業部で勤務していたが、取引先の未払い金11万元(約日本円180万円)の取立てを強要された。翌日、高弁護士は家でハンスト実行中だったが、自称企業関係者の見知らぬ男女3人が高弁護士の自宅に押し入り暴れ放題し、お金が手に入るまで退去しないと居座った。幼い娘への影響を心配し、高弁護士は、110番通報し3人は警察に連れ行かれた。家族を守るため自宅を離れることにした高弁護士は26日、自分の身の安全を心配する友人に同伴され車で高速道路に入り、故郷の西安省に向かった。

 26日午後3時45分ごろ、北京から189キロ離れた地点で、突然前方を走行していた大型トラックが停車、急ブレーキをかけたが間に合わないため、右の車道にハンドルを切ったが、その瞬間別の大型トラックが後方から急に追い上げ、高弁護士の車の行く手をふさぎ、さらに左側へ押しやった。高弁護士が座っていた車の左側面のドアに大型トラックの3ミリ厚さの鉄板が貫通したが、鉄板は筒状に曲がり、幸いにも高弁護士は刺されなかった。事故直後2台のトラックは現場から逃げ去った。

 高弁護士は本紙の取材に対し、今回の事件は中共の汚い手によるものとコメントした。「11年前に工場を退職するときに、すべての会計と業務内容を明白に会社側に受け継ぎしていたのだ。まったく問題がなく、了承してもらった。この世では中共にできない悪事はない。その卑劣さは想像の域を超えている。本当に思い出すだけでも気分が悪くなる」と語った。

 一方、自宅を離れたことについて、高弁護士は「私がここにいれば、この自称企業関係者の3人は毎日騒乱しにくる。幼い娘は恐怖のあまり、自分の部屋から出て来られない。家族の生活がめちゃくちゃにされている。だから故郷に一時的に身を寄せることにした」と説明、「家を出るときに、家族全員が泣き崩れた。本当につらい・・・」と言葉を詰まらせ、妻には「あらゆることが発生する可能性があり、心の準備が必要だ。中共はなんでもするから。財産と家などすべてを失ったり、刑務所に投獄されたり、命を失ったりする可能性だって十分にある。私たちはヒステリックな人たちとたたかっているからだ」と状況を説明したという。

 高弁護士はこれまで中共政権の指導者に、法輪功への集団迫害の違法性を訴え、中止を要請する公開状3通を進呈した。その結果、昨年10月から数十人の私服警官に監視尾行され続け、法律事務所が強制封鎖された上、恐喝、暗殺、人格の侮辱などにさらされてきた。更に2月4日、同業の弁護士が民主活動をするため中共の迫害を受けたことに対して、中共の暴力を抗議する趣旨のハンストリレーをスタートし、内外で波紋を起こした。そのため、当局から圧力、脅迫、尾行、連行、交通事故などあらゆる妨害を受け続けてきた。

 当初の行動を後悔しているかとの質問に、高弁護士氏は、「私は中共を知り尽くしている、自分の行動がどういう結果を招くのも承知している。危険と結果は、最初から予測していた」と語り、更に、「蘇家屯での法輪功学習者の臓器を摘出・売買する秘密収容所の存在が(最近)暴露された。これは警鐘だ。今日の迫害に反対する民主活動は、毅然として法輪功への集団迫害の中止を要求することから始まるべきだ。法輪功への迫害を阻止することからスタートする…それは人のためではなく、自分自身のためなのだ。だれ一人として傍観者であってはならない。このような迫害脅威は自分には降りかかってこないと思ってはならない」と述べた。

 大紀元のコラム作家・コンヘイ氏は、「今回の交通事故は、中共政権が計画した可能性を排除できない。中共は高弁護士の行動を完全に把握しているし、彼の安全を保証する義務がある。万一、高弁護士の身に何かあった場合、中共は国際社会からの追究を逃れられない」と発言した。

 
(記者・高凌)


 (06/03/28 12:08)  





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