数々の地方禁令から見る中国社会の現実

2006年03月17日 11時37分
 【大紀元日本3月17日】

 1、「中小学校の教師は女子生徒に対してわいせつな行為をしてはならない」

 これは湖南省益陽市赫山区と資陽区教育委員会が発布した「教師規定」に明記されている禁令である。わいせつな行為が教育委員会の規則によって禁ずるのは、中国ではこれに関する法律の懲罰はないだろうか。



 2、「観光客を囲い込み、物乞いしてはならない。マナーのあるサルになれ」

 これは四川省成都市龍池観光地がサルのために定めた「ヤマザルの行動規定」の一文である。さらに「マナーをもって、観光客を迎え、観光客、特に女性客を邪魔してはならず、人を助けるよう心がけるべし」と規定している。共産党の「党文化」には、人を服従させるために優れた洗脳術を持っているが、まさかこれをサルの教育に使うのは。果たして効果があるかしら。



 3、「男性幹部に女性秘書を配属してはならない」

 これは四川省が定めた条例である。現在の中国で、共産党幹部が金銭と権力を利用して、美しい女性秘書を選任して、愛人にするケースは溢れている。これによって職場の人間関係、家庭関係を乱されて、大きな社会問題になっている。この禁令はこの社会背景の反映である。しかし、公金と権力を乱用できる共産党の幹部たちは、秘書でなくても、愛人を持つにはそう難しくないだろう。よって、これはあくまで見せかけの禁令では?



 4、「道路で二人以上の人が並んで歩くと処罰する」

 これは四川省が最近公表した「12種類の歩行者に対する処罰条例」の中のひとつである。この条例の規定では、道路を横断する時、まっすぐ横断しなかったり、横断途中に折り返したりすれば、すべて処罰の対象になる。

 まあー、交通安全のためにルールがあり、ルールを守るのは当たり前だが、まさか、このこまごまの禁令を利用して、多くの罰金を取って警察の私腹を肥やすつもりはないだろうね?



 5、「飲酒運転を厳禁」

 当たり前のことであるが、この禁令を定めたのは、山東省維坊市の監査局である。これは監察局が職員の風紀を粛正するために定めた三つの禁令の一つである。道路交通法は、市の監察局から定められるなんで、不思議だね。「国法」と「家法」が並存になり、どう執行されているのだろうね。



 6、「女性公務員に応募した人は乳房の大きさが均一で、しこりがあってはならない」

 これは湖南省が公務員採用のための身体検査に定められた規定である。去年、筆記試験と面接に合格した20%女性応募者がこの要求に満たさなかったため、落とされた。

 これは女性に対する侮辱しか言えない。法治国家なら、差別として告訴できるが、「党治国家」の中で、仕方があるまい。まあー、泣かずに暫く我慢しろ。

 7、「税関職員は密輸を庇ってはならない」

 これは中国の税関総署の規定に盛り込まれている禁令である。税関職員の職務は密輸を摘発することであり、密輸を庇うなんで、あってはならないはずだが、わざわざこの禁令を作ったのは、よほど密輸を庇う税関職員が多いからではないだろうか。

 8、「ウエストは73センチ以上の警官はリストラ対象になる」

 これはハルピン市公安局パトロール隊が発布したダイエット命令である。これはずいぶん私腹を肥やしている警察官たちに対して、ちょっと厳しいだな。もちろん、体格が良いことに越したことはないが、ウエストで線引きするのはやはり少々乱暴ではないか。少し太っていても、軽やかに走れる人もたくさんいるのに。

 9、「公金でマージャンをしてはいけない」

 これは陝西省安康市建設局が定めた禁令である。多くの役所に公金を使って賭博することが、すでに共産党幹部の特権として黙認されているのではないでしょうか。陝西省安康市建設局が「党文化」の流れを逆らって禁令を出すことは、実に勇気がある行動である。頑張りや!

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