【大紀元日本3月9日】日本の皆さん、こんにちは。
今回の台湾通信は、南投県の「日月潭」をご紹介します。湖面積が5.4k㎡の日月潭は台湾最大の天然湖です。湖の北側が日の形に、南側が三日月の形に似ていることから日月潭と名付けられました。
 | 内外の観光客を魅了する美しい湖面=日月潭で |
海抜748mの湖は、朝日と夕焼け、風と山影によって、毎日、さまざまな姿を見せてくれます。湖の周りに生息する鳥類は百種類を超え、台湾全島の鳥類の4分の1あまりとも言われています。日月潭はちょうど台湾の中心に位置し、天然ダムの作用も果たしており、まさに台湾全島の動植物の生態連鎖と大いに関連しているといえるでしょう。
湖の周辺には台湾で最少の少数民族・邵(サオ)族(300人弱)が住んでいますし、仏教・道教の名刹も集まっており、景観美に彩を添えています。日月潭の湖畔はかつて、蒋介石お気に入りのサマー・リゾートでした。日本アジア航空の志村けんと金城武出演のCM・癒し篇も、日月潭を背景に撮影されたものです。
 | 日と山と水の織り成す幽玄の世界=日月潭で(大紀元) |
近年、日月潭の魅力は、海峡対岸の中国大陸の人々にも伝わり、2005年5月に中国政府が大陸の人々に台湾観光を開放して以来、日月潭の人気は高まり、最近の中国旅遊局の統計によると、大陸の人々が一番訪れたい人気トラベル・スポットにこの日月潭が選ばれました。
日本の皆さんも機会があれば、ぜひ一度、台湾の美をじっくり見に来ませんか。日・月・山・水の織り成す美しい世界に身を置けば、きっと自然と融合したおおらかな気持ちとなり、宇宙に対する不思議や神秘感も抱かせてくれるこの「明湖」に惹きつけられることでしょう。
詳しくは台湾交通部観光局 日月潭国家風景区管理処ウェブサイトをご覧ください。 http://www.sunmoonlake.gov.tw/index/8.htm(日本語バージョン有り)
(台湾=記者・蘇燕)
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