サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場する日本代表のジーコ監督は15日、日本が1─3で逆転負けした12日のオーストラリア戦で日本に与えられるべきPKが見過ごされたと、国際サッカー連盟(FIFA)が誤審を認めたことについて、怒りをあらわにした。
ジーコ監督は「今言っても何も変わらない。あの時PKが与えられていたら、全てが変わっていたかもしれない」と、FIFAが誤審を認めたタイミングについて不満を示した。
FIFAが誤審と指摘したのは、1―1で迎えた終盤、ケーヒルがゴールに向かう駒野を倒した場面で、「主審のミスは明白」としていた。
ジーコ監督はさらに、主審が試合後に日本の先制点は誤審だったとしてオーストラリア人選手に謝罪したとされることについても、「審判はそういうことを言ってはならない」と批判した。
[ロイター15日=ボン(ドイツ)]
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