国際エネルギー機関(IEA)は12日、中期石油市場報告を発表し、原油価格の上昇にもかかわらず中国・インドの需要拡大により、2011年までの世界の石油需要の伸びが過去10年間に比べ加速するとの見通し示した。
世界の需要は年間平均で日量180万バレル(2%)増加し、2011年に日量9370万バレルに達する見込み。過去10年間の需要の伸びは年間平均で1.8%だった。
IEAのローレンス・イーグルス石油産業・市場局長は「価格上昇が以前として需要を抑制しているが、中国など大型新興国の多くで所得水準が原油需要の急増するレベルに達している」と述べた。
供給は、石油輸出国機構(OPEC)非加盟国による供給が増加する一方、OPECへの依存度も強まるとみられている。OPEC原油への需要は、2006年の日量2880万バレルから、2011年には3020万バレルに増加する見込み。OPEC非加盟国の石油供給は、旧ソ連などでの新たな供給が欧州の減少を相殺し平均で日量110万バレル増加し、2011年には5670万バレルに達するとしている。
OPECの持続可能な生産能力は、サウジアラビアの主導により2006年の平均日量3300万バレルから2011年には同3630万バレルになると予想している。イラクは国内情勢が生産開発に影響するため能力増を予想していない。
(ロイター7月12日=ロンドン)
(06/07/13 08:19)
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