本に現金を埋め込む 腐敗大国ならではの手口 「まるで映画の世界」

2012/11/27
更新: 2012/11/27

スパイ映画みたいな贈賄手口(ネット写真)

【大紀元日本11月27日】腐敗が横行する中国では、贈賄の手口もいろいろ工夫されているようだ。浙江省温州市龍湾公安局蒲州派出所は25日、公式ミニブログで、贈賄目的で送られてきた現金の写真を公開した。写真には、見開きになっている本がある。その中が切り抜かれ、四角い穴ができている。そこに輪ゴムでまとめられた札束がすっぽりと入っている。本を閉じてしまえば、中の仕掛けが全く分からない。

調べによると、現金の送り主はある容疑者の親族で、この工夫された贈賄の手口に派出所側も「驚いた」と書き込んだ。

同書き込みについて、フォロアーから「まるで映画の世界。ただ、一冊じゃ足りないでしょ」、「今度は辞書にしたほうがいい」などと揶揄のコメントが寄せられている。

(翻訳編集・高遠)
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