格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は30日、ドル下落が続けば2007年の欧州上位企業の利益を4.4%程度押し下げる要因になる可能性があるとするリポートを出した。医療、自動車、小売りの各セクターが最も影響を受けやすいとしている。
S&Pは、公益事業、金融、ハイテク、通信の各セクターはユーロ高の打撃を受けにくいとも指摘した。
S&Pの株式調査チームは、2006年のユーロ/ドル相場の平均を1.26ドル、07年について1.37ドルと予想しているが、07年平均が1.45ドルになる最悪のシナリオも排除していない。
S&Pのストラテジストは「最悪のケースになった場合、07年の利益の伸び率を9.0%とする現在の予想に多大な影響を及ぼす恐れがある」と指摘した。
07年のユーロの平均相場が1.45ドルになると、医療関連セクターの1株当たり利益(EPS)が6.6%減少する恐れがある。一方、公益事業セクターのEPSは0.7%しか圧縮されない見通しという。
[パリ 30日 ロイター]
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