新内閣発足、陳総統任期内体制強化=台湾

2007年05月15日 09時46分
 【大紀元日本5月15日】台湾行政院の蘇貞昌・行政院長(59)は、5月12日午前、内閣緊急会議を開き、陳水扁・台湾総統の需要に応じ、新しい人事に協力するため、内閣総辞職を表明した。同日午後、陳総統は総統府で開かれた記者会見で、蘇・行政院長が在任中の業績を称え、遺憾の意を述べながら本人の意思を尊重するとし、辞職を認めたことを明らかにした。

 蘇・行政院長は今回の決定はじっくり考慮し決めたとし、2008年民進党総統候補が謝長廷・前行政院長に決まった時から、自主的に身を引き、情勢の変化に合わせ、陳総統に協力することにしたと明らかにした。

 蘇・行政院長はさらに、辞任したが台湾を見放していないと強調し、将来は民衆の生活の中に深く入り込んで行き、民意および国内外の各界の声に耳を傾け、自身を磨き充実させ、国民・国家・党および候補者に役に立ちたいとの意向を示した。
記者会見後、蘇・行政院長はそれぞれの閣員と握手した。写真右は、蔡英文・行政院副院長(中央社)


台湾の蘇貞昌・行政院長は、陳水扁・総統の同意を得た後、12日午前に記者会見を開き、辞職を表明した。国科会の陳建仁・主任委員(前左)は、蘇行政院長と抱き合った(中央社)



 ビデオ:陳水扁・台湾総統は蘇・行政院長辞任について、公開説明を行った


 一方、5月14日、陳総統は行政院長の後任に、対中国交流窓口である海峡交流基金会の張俊雄・理事長(69)を任命した。張理事長はかつて行政院長を務めた経験があり、陳総統の信任が厚く、民進党総統候補の謝長廷・前行政院長とも親しいという。

 陳総統は残り1年の任期で、内閣の新しい配置によって与党・民進党内の体制強化を図るとみられる。新内閣は5月21日に発足するとし、2008年の総統選に向けて新たに布陣を敷くとみられる。

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