人権聖火、問われる北京五輪の真義

2007年08月13日 10時32分
 【大紀元日本8月13日】人権聖火は8月9日にギリシア・アテネで点火され、これから1年間、世界五大陸の主要都市と地区につながれ、中国大陸に起きている人権迫害を停止させるメッセージを伝える。人権聖火リレーの使者として、真夏のアテネに駆けつけた2006年トリノ冬季オリンピック銅メダル獲得者のマルティンス・ルベニス(Martins Rubenis) 氏は、「平和の生活、自由の世界を実現するために、個々の人々の努力が必要である」と、人権聖火リレーの意味を強調した。

 2006年トリノ冬季オリンピック大会で、ボブスレー・リュージュ種目で銅メダルを獲得したルベニス氏は、ラトビアが1991年に独立して以来、初めてメダルを獲得したラトビア選手である。

 ルベニス氏は「小さいときから中国に関する書物とカンフー映画に興味があった」と語り、正義感溢れるブルース・リーが少年時代の自分のアイドルだったという。その後、ルベニス氏は中国の自然風景および伝統文化に夢中になった。中国は経済発展に連れて、イメージが豊かに変わりつつあるが、中国の古風、秀麗な景色、知恵に満ちる古代文明に魅了され、中国に関する如何なる情報にも興味があるという。

 ルベニス氏は、2006年3月、トリノ・オリンピックで勝利を収めて帰国した後、中国で監禁されている法輪功(Falun Gong=ファールンゴン)学習者から臓器狩りする事件を初めて知ったと語った。その後、ルベニス氏はカナダの独立調査団がまとめた中国大陸の強制労働収容所で行われている臓器狩りに関する調査報告を読んで以来、中国文化の書物を落ち着いて読めなくなった。自らの良心に従い、今回の人権聖火リレーに参加する重要な選択を促されたという。

 ルベニス氏は記者に対し、「法輪功迫害真相調査団(CIPFG)」が発起した「グローバル人権聖火リレー」の活動に参加し、人権聖火の欧州使者を担当することに決めてから、自分も世界の舞台に出て、カナダ独立調査団のデービット・キルガー氏とデービット・マタス氏、および国際社会の正義の人々と共に、オリンピックの自由、平和の精神を守り、法輪功学習者に対する非人道的な迫害を早急に終結させるために尽力していくことを決意した。

 ルベニス氏が生まれたときに、ラトビアはまだ旧ソ連の統治下だった。ルベニス氏の母親は旧ソ連共産党に対する反対運動を積極的に参加したという。ルベニス氏は「旧ソ連が崩壊した時期に、母親は毎日のように思想と言論の自由を獲得するために各種の活動に参加していた。10年後になって、わが国にとって独立・自由が何を意味しているのかを本当に分かってきた。他の国々の援助がなければ、ラトビアの独立は不可能である。これまでに援助してくれたすべての人々に感謝でいっぱいだ」と語った。

 ルベニス氏は、人権聖火リレーの欧州使者になってから、はじめて自身が中国文化の単なる愛好者から、中国民衆が早急に共産専制から脱却できるように支援する行動派に変わったことを実感したという。ルベニス氏は記者に対して、すべき選択をしたと語った。

 
(記者・田宇)


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