豪州地方議会、中国大使館の干渉に『ノー』

2007年09月06日 08時35分
 【大紀元日本9月6日】APEC首脳会議に参加する胡錦濤・中国国家主席がシドニー入りする直前に、中国当局とニューサウスウェールズ州議会の間に、外交摩擦が発生した。

 ニューサウスウェールズ州議会では9月5日、中国当局の人権侵害に抗議する集会を開いた。中国駐豪州大使館はその直前に、正式声明を発表し、議会に抗議の意を示した。調べによると、駐シドニー中国領事館の幹部は9月3日、同州の上院委員長プレムロース(Peter Primrose)を訪問し、集会の中止を求めたが断られた。

 中国側の要求に対し、同州のモーリス・イエーマ知事は9月3日、議員たちの民主を支持する声を封じる権利は、自分にはないと述べた。

 また、労働党議員ブレムロース氏によると、中国大使館の幹部が8月27日、同議員に電話連絡し、緊急の面談を要請した。同議員は、「中国大使館の幹部は州議会と接触し、今回の中国人権問題に関する集会の中止を求めた。私はこの事を立証できる」などと明らかにした。

 胡錦濤・主席がシドニーに到着した9月5日、同州議会の周辺地域では、抗議デモが行われ、議会の会議大ホールで、中国で生きた人の臓器を強制摘出する臓器狩りなど、複数の人権侵害をテーマに集会が開かれた。その席で、中国当局に監禁されていた民主化運動のリーダー・王軍濤氏などが講演を行った。

 民主党のモイス議員(同州の上院議員)は、今回の集会を介して、中国当局に強烈な政治メッセージを伝えたいと強調し、中国当局による阻止行動を事前に予測していたと述べた。

 駐シドニー中国領事館は現時点までに、公式コメントを発表していない。

 
(翻訳・叶子)


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