人権弁護士:江沢民一族、大富豪詐欺犯罪の裏幕

2007/12/21 09:43
 【大紀元日本12月21日】金融犯罪と賄賂の容疑で11月30日に16年の懲役刑を言い渡された上海一の大富豪である周正毅・容疑者は12月10日に上訴した。香港メディアが、江沢民・前国家主席の息子が本案に関与しているなどと報じ、本案を以前から注目し、真相を探っていた鄭恩寵・人権弁護士は自らに寄せられた内部告発の存在を明かし、周・容疑者はある意味では被害者であり、黒幕は江沢民一族であるとの見方を示した。

 情報によると、周・容疑者の姉は法廷で判決が下された直後、弟が身代わりにされたと叫んだ。

 本案の導火線は、家屋の強制移転を強いられた上海市住民が3年前に上海屈指の大富豪である周正毅・容疑者を告訴したこと。

 いったい、同容疑者はだれの罪を背負ったのか。

 香港メディアは最近、江沢民・前国家主席の長男・江綿恒氏が「周正毅・案件」に関与していると報じ続けている。

 鄭・人権弁護士は大紀元の取材で、周・容疑者に法の裁きが下されたのは、上海市民の告訴が功を奏しただけではなく、胡錦濤・政権が事態の深刻さに気付いたためと指摘、周・容疑者は実質上、江沢民一族が金を借りる道具に過ぎず、両者は結託する犯罪グループであり、周・容疑者は一族の身代わりにされたとの見方を示し、それを立証する真相情報を公開した。

 同弁護士は、周容疑者の土地強制占領を訴えていた上海市市民案件の原告側に法的支援を提供したため、3年間の懲役刑を受け、2006年6月5日に釈放された。

 10月23日と11月30日、香港メディア「人権民運情報センター」は本案の関連報道を出し、江沢民・前国家主席の息子の関与を報じ続けた。同報道では、周・容疑者が初めて逮捕される2003年5月26日の直前に、最後に会ったのは江の息子・江綿恒。その際に、本案に関する重要な内部極秘情報が江氏から伝えられた、と報じた。また、同香港メディアは後に、「江綿恒氏と周・容疑者は、違法な手口で上海農信社(金融機関)から50億元の融資を受けたが、全額が不良債権となり、上海市政府がその後出資して穴埋めした」とも報じている。

 鄭恩寵・人権弁護士は12月10日大紀元の取材を受け、「私が実際に把握した状況や、各方面の事情との筋書きが合っている」とし、上記の報道の信憑性を支持した。

 同弁護士によると、去年6月に出獄した後、上海市民から極秘に内部告発の資料が届けられた。いままでに、非常に質の高い情報20数通を入手していた。中には、定年退職した体制内の元高官3人、上海市政府の現職幹部が提供したものも含まれている。全員が、江沢民の2人の息子の本案への関与を証言している。

 周・容疑者が市民に家屋の強制移転を強い、市中心部の土地8カ所を自己名義に収めた事件について、同弁護士は、江沢民・前国家主席が率いる「上海派閥」が黒幕と指摘、実際に周・容疑者が得たのはそのうちの2カ所で、江沢民の2人の息子はそれぞれ経営する会社と、上海市政府の名義を借りて、計2カ所を懐に入れた。そのほかの土地も、上海派閥が分配した、と証言した。

 同弁護士は、「江沢民の2人の息子と周・容疑者は結託した犯罪グループである。江沢民一族は金を借りるのに、当局の幹部であるため個人の名義では跡が残る。しかし、(大富豪である)周・容疑者は個人の名義でいくらでも融資を受けられる。彼は詐欺師の役割で、香港で巨額のお金を借り、一族に渡す。実質上の被害者でもある)と説明した。

 2003年5月26日夜、公安当局は上海一の大富豪の周・容疑者に対し、自宅監視の措置を取った。多くの人は、同容疑者を告訴した上海市市民グループと鄭・人権弁護士の努力が功を奏したと認識しているが、同弁護士は、それだけではないと指摘、当時の周・容疑者が多くの金融機構から巨額の融資を受けようとしていた。その不審な行動が最高指導部に気付かれた、と説明した。周・容疑者が逮捕された翌年の2004年、胡錦濤・政権は中国銀行の副総裁を上海に派遣、融資を厳しく規制するよう命じた。

 香港の「前哨」誌の報道によると、現在判明しているだけで、周・容疑者は金融機構から計100億元(約1700億円)の融資を受けた。

 中国最大の汚職勢力と言われている江沢民一族を相手に、鄭・人権弁護士は恐れずに引き続き追究していく堅い意向を示し、確たる証拠を得れば、必ず暴露する」と述べた。

 (記者・李真、翻訳/編集・叶子)


 

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