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青海湖の環境整備に中国当局が資金投与

 【大紀元日本2月20日】中国最大の内陸湖青海湖の生態は悪化し続け、かつて衛星写真で見ることが出来た大きな湖はたくさんの小さな湖泊群に分裂してしまっている。今年に入り当局は16億元を投与し、生態環境を10年かけ整備することを決定した。しかし専門家は、青海湖は自然に蒸発してしまうだろうと予測している。

 中国共産党中央政府が承認した「青海湖流域の生態環境保護と総合整備計画」の中には湿地保護、草原の鼠虫害防止、砂漠化した土地の整備、生態保護林の建設、水土保持など多くの生態保護作業が盛り込まれている。同時に人為保護と自然快復の両面を合わせ、環湖区域の自然資源の合理的利用と当地の生態に対する良くない影響を与える人類活動を抑えることも含まれているそうだ。

 人民網によれば、この計画には合計15億6700万元の投与が見込まれ、実施期間は10年とし、作業は青海湖流域の剛察県など4県で行われ、面積は約3万平方キロメートル。青海湖流域をほぼ全域をカバーしている。当局は10年で生息の保養をし、青海湖流域の水位下降のスピードを徐々に緩め、流域の生態系の安定を図ることを希望しているという。

 青海湖では近年気候の激変、当地での人類活動が頻繁になったことによる環湖地区の生態悪化が続いている。資料によれば、環湖地区の草原は毎年30%退化しており、流域内の砂丘と風砂が起きる面積は1950年代末に比べ300平方キロメートル増加。毎年10平方キロメートルのスピードで拡大していることになる。

 この事だけではなく、この100年で水位は約13m低くなり、湖面の面積は700平方キロメートルも縮小している。半世紀前青海湖の河流は108本であった。しかし現在は黒馬河など40数本にまで減っている。

 
(翻訳・坂本)


 (08/02/20 00:19)  





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