THE EPOCH TIMES

米ニューヨーク:中国総領事、中国人集団襲撃事件の策謀認める

2008年05月24日 20時22分
 【大紀元日本5月24日】米国ニューヨークに駐在する中国領事館の彭克玉総領事が、先週で連日して起きた現地中国人集団が「脱中国共産党(脱党)支援センター」に対する襲撃事件に、自らが参与・策謀したことを明らかにする電話録音が、最近、「法輪功迫害国際調
米ニューヨークの中国総領事館・彭克玉総領事 (大紀元資料写真)

査組織(WOIPFG)」により公開された。

 法輪功学習者が主体となる「脱中国共産党支援センター」は5月17日、ニューヨーク・フラッシング地区で中国共産党から離脱する3600万の中国民衆を応援する集会を開いた。集会では、四川大地震で亡くなった同胞に対して哀悼の意を示したほか、中共が災難の中で、人命を軽視した対応、地震予報を隠蔽した真相を明らかにし、中国大陸の民衆に中国共産党関連組織から離脱するようと呼びかけた。しかし、集会中に、現地の中国共産党政権を支持すると思われる中国人集団が集会参加者を襲撃し、集会を撹乱した事件が起きた。襲撃事件は、19日後も連日発生した。

 同事件は、中国国内で政府報道機関の新華社により、法輪功学習者が被四川大地震災地への募金活動を妨害していると歪曲報道され、中国国内で震災支援に懸命となる国民に、法輪功への敵対感情を煽動させるのに利用された。

 日本でも同時期に同じような衝撃事件が起き、5月16日から18日にかけて「脱党支援センター」日本支部のボランティア・スタッフが池袋駅の北口付近で、中国人グループから嫌がらせや暴行を受けた。

 フラッシングの事件について、「法輪功迫害国際調査組織(WOIPFG)」(本部・米国)の調査員が、中共内部への調査を試み、駐ニューヨーク中国領事館の彭克玉総領事が自ら、領事館関係者が同事件に参与し、襲撃事件に関わった中国共産党政権を支持する華僑団体を煽動したことを明らかにした電話録音を入手した。

 彭克玉総領事の電話録音によると、中国領事館が今回の襲撃事件を策謀した理由は、「脱党支援センター」が「中国共産党に反対し抗議した」からだとし、新華社が報道した「四川大地震被災地への募金活動を妨害している」理由はまったく言及されなかった。

 次は「WOIPFG」により提供された彭克玉総領事が同組織の調査員と電話で話した一部の内容。


http://www.youmaker.com/
 調査員:今回の事件は、非常にうまくいった。どのように組織したのか。

 彭氏:彼らが中国共産党に反対し、抗議しているからだ。私は数日前にも現場にいた。我々は非常に気をつけなければならない。そうしないと、中国総領事館が背後で煽っていると言われかねないからだ。活動に参加した人たちは、戻ると私に報告する。この類のことは私が良く知っているから、こっそりと励ましてあげる…わたしが現場にいたし、皆さんの気持ちが奮い立っているようだ。初日では、法輪功(ファールンゴン)関係者たちが来たときに、数百人の中国人がその関係者らを囲んだ。その後混乱状態になり、最終的に警察が法輪功関係者らに現場から離れるよう説得した。二日目も同様で、混乱は初日よりひどかった。それから昨日も、一昨日も、すでに4~5日が続いている。

 調査員:どうやって、一気に大勢を手配できたのか。秘訣を教えてください。

 彭氏:秘訣なんというものではない。華僑関係に関して…華僑団体の場合、チベット事件発生後、五輪トーチリレーの後に、彼らの情熱は非常に高い…勿論、今回の地震発生後、すべては私が華僑団体の間を走り回り、彼らに対して感謝の意を表した。実際、月曜日に私は2回の会議に参加したほかに、すべての華僑団体、8箇所、9箇所前後を回ったので。彼らの会館を訪ね感謝の意を表明した。それは非常に重要だ。法輪功関係者らがその付近で活動しているからだ。

 調査員:領事館は華僑団体に対して、同じような思想宣伝活動を行っていないのか?

 彭氏:どういう意味か。

 調査員:たとえば、暗示したりとか…。

 彭氏(笑って):それはある!正直言ってあるのだ。ただ、このことは対外的に言ってはいけないのだ。我々がやっている。場合によって、華僑たちに対して、話に含みのあることもする。私自身がしょっちゅうやっているし、特に今回がそうだ。あなたが言うような、相手に暗示を与えるように話をするのが、私はいつもやっているのだ。今回もそうだ。私は華僑たちに対して、「文章や記事を作成するなりしたらどうか」とか、彼らを励ますのだ。今日も中央テレビ局の者に、「これらの現象を撮影すべきだ」と勧めた。確かにいい効果が得られるのだ。正直に言って、私は水面下で密かに行うしかないのだ。

 彭氏:…ニューヨークにいる華人の情熱ぶりは、直接接して話しただけでも、効果がぜんぜん違う。だったら、華僑たちに会いに行けばよいのだ。会うだけで、華僑たちとの心の繋がりが強くなるからだ。彼らは…例えば、法輪功と戦って戻ってくると、私は彼ら一人ひとりに対して、握手し、感謝し激励する。こういうことをやらなければならないし、ここまでしないといけない。勿論、私はその場で、法輪功学習者たちの前ではやらないけど、私の車は遠く離れたところに停めて、彼らに見られてはならないからだ。これについて、私は非常に気をつけている。万が一ばれたら、相手に攻撃される弱点を握られてしまうから、良くない。しかし、華僑たちはここまでに来てくれるから、私に相手を追い出した云々を報告してくれるのだ。そうすると、私は彼らと握手をし、感謝の言葉を送り、励ましてあげるのだ。それに加えて、私は昨日開いた記者会見の中で、さらに法輪功を非難した。今日は各メディアがすでに報道した。特に「僑報」が、非常に詳しく報道してくれた。

 (録音内容は以上)

 録音電話を公表したWOIPFGは、中共当局が中国大陸および海外における法輪功への迫害真相について調査を行う組織であり、中国国内および海外で多くの有力な情報ネットを持ち、かつて中国国内の法輪功学習者に対する臓器摘出の告発事件に大量の証拠を集めた実績がある。

 米国在住の中国問題専門家・張杰連氏は、フラッシング地区で起きた中共諜報員らの暴力団的な演出は、法輪功弾圧を推進する前中共公安部部長、江沢民派閥の中央政治局委員・周永康が背後で画策し海外の中共諜報員を指図したものと分析した。中共当局が19日から3日間、中国全土で地震による死者たちへの追悼が行われる最中に、法輪功事件を煽動し、中国国内で大きく歪曲報道することは、民衆が地震について考えるようになる前に、当局の「人災」に対する怒りを法輪功に転換させるねらいがあるとした。

 (翻訳/編集・余靜)

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