印刷版   

8月7日、スモッグに覆われている北京市(Getty Images)

五輪開催直前、大気汚染指数が正常値にならず=北京

【大紀元日本8月7日】 中国当局は大気汚染と交通渋滞の改善に多額な資金を投入したにもかかわらず、その効果は疑問視されている。オリンピックの開幕までの前日になっても、北京の大気汚染指数は依然として基準値を超えている。

 
8月4日(上の写真)と8月2日(下の写真)に撮影した鳥の巣。 汚染された空と青空は鮮明な対比を成している。
これまで当局は170億ドルの資金を投入し、北京市内の大気汚染の改善を図ったが、それに見合った効果を得られなかったようだ。8月4日正午までの24時間内で、北京の主要スタジアム周辺の大気汚染指数は84に達し、世界保健機構(WHO)が設定した上限値50をはるかに超えている。

 オーストラリアのメディアによると、オーストラリアの水泳チームがトレーニングを行っている国家水泳センター(通称「水立方」)周辺の大気も汚染されており、同チームは北京オリンピック委員会に改善を求めたという。

 現在、オーストラリア国内の空気に含まれる浮遊物は1立方メートル当たり50マイクログラムであるのに対し、北京市内の空気に含まれる浮遊物は1立方メートル当たり1320マイクログラムであり、オーストラリアの26倍にもなる。これほどの汚染は体力が必要とされる中長距離種目の選手の健康を脅かす恐れがある。その上、高温高湿の悪天候も予想されているため、体力の消耗が激しい各国の選手に命の危険があると専門家が警告している。

 三度も五輪で金メタルリストとして輝いたオーストラリアボート選手James Tomkinsが、北京の猛暑と湿気に、今まで経験した中最も厳しいものとメディアに話した。 

 現在、各国のチームは北京の大気汚染から身を守るため、マスクをつけたり、北京入りの時間を遅らせたりするなど、様々な対策を講じている。
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)
深い霧に包まれている北京の町(Getty Images)


 (翻訳/編集:高遠)


 (08/08/07 17:37)  





■関連文章
  • 「自由の精神から逸脱」、“鳥の巣”デザイン・コンサルタントが北京五輪批判(08/08/07)
  • 北京五輪、会期中例年よりも多雨高温(08/08/06)
  • 一週間でM6・1地震2回発生=四川省(08/08/06)
  • 北京五輪目前、相変わらず北京の空は土曇り(08/07/18)
  • オリンピックまであと30日 北京の大気汚染は基準を5倍超過(08/07/09)
  • 五輪期間、北京市の車両を半減(08/06/22)
  • コストゼロの生物燃料、実は高い大気汚染の代償=インド・ビハール州(08/05/07)
  • 大気汚染で花の香りが減少(08/04/23)
  • 人間掃除機?大気汚染で年間30万人死亡=中国(08/04/07)
  • 姚明、せい火リレー不参加?!(08/03/25)
  • 男子マラソン世界記録保持者、北京の大気汚染で競技不参加か(08/03/12)
  • 中国社会科学院青書:北京五輪が直面する最大のリスク(08/01/07)
  • 中国の10歳の少女、手足を縛ったまま3キロ泳ぐ(07/10/05)
  • 中国:有識者千人が連名で第17回党大会に公開陳情書(07/09/01)
  • 夏を乗り切るための十項目(07/08/05)