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漢字の神秘(12):責

 【大紀元日本9月30日】中国で生まれた漢字には、時に宗教的な意味合いを含む場合がある。漢字が形成された時代に生きた人々は、神など人間には見えない生命を心から信じていたことが、漢字から窺われる。

 日本語でもお馴染みの「責(zé)」は、責任、責務、譴責、叱責などに使われる。「責」を分解すると、「主 (zhŭ)」、「且 (qiĕ) 」、「人 (rén)」となる。「主」は、“神”を意味し、「且」は宇宙に存在する様々な次元を表す。そして、「人」は、つまりこの世に存在する人間を意味している。つまり、神は一番下にいる人間を含む、すべての次元を慈悲深く見守ると同時に管理しており、それが当時の人間の考える神の「責任」だった。

 翻って人間世界での「責任」とは、つまり他人や社会に対して自分の役割をしっかりと果たし、それぞれのレベルできちんとした言動をとるということだ。責任者は、その責務をしっかりと果たさなければならない。そして、他人の足りないところを見ればそれを指摘し勇気付けたり、または直らなければ叱責、懲戒したりして、その組織や団体が達成しようとするタスクをやり遂げる。従って、責任を負う人は、他人よりも権力があるかもしれないが、同時にそれ相応に、多くの自己犠牲が伴うことも覚悟しなければならない。

(翻訳編集・田中)

(08/09/30 00:02)



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