【大紀元日本10月5日】豪州気候変動に関する政府間パネル(IPCC)首席顧問ジャルナト氏は10月1日、政府に提出した地球温暖化に関する重要な報告書の中で、豪州で飼育されている百万頭以上の牛や羊等の反芻動物が発するゲップと放屁が、豪州の温室効果ガスの主要な源だと指摘し、牛や羊に代わってカンガルー肉を食べることを支持するとした。反芻動物が出す二酸化炭素とメタンが地球温暖化の原因の一つと言われ、報告書では、牛および羊は豪州農業が出す温室効果ガス総排出量の67%を占めていると指摘した。
ジャルナト氏は600ページに上る報告書で、豪州農民がもし他の業界と同様に温室効果ガスを排出するための購入許可システムに加入させられれば、肉類の販売価格が上がり、飲食習慣まで変わる可能性を指摘した。
ジャルナト氏は、カンガルーは哺乳類でメタンガスの放出量は微々たるものであるため、現在の3400万匹から、2020年までに2億4千万匹に増加させれば、牛および羊の数を2020年にはそれぞれ700万頭と3600万匹減らすことができると強調した。さらに、カンガルー肉は牛肉および羊肉の代わりになりうるとし、温室効果ガス排出許可システムの中で購入価格が高騰する状況下、カンガルー肉はより利益率の高い肉類になると示した。
ジャルナト氏は、「豪州に人が住み始めてから約600年の歴史の中で、主にカンガルー肉を中心とした生活をしていた」とし、「カンガルー肉は再び重要な食品となる可能性がある。しかし、この変化は家畜および農場の管理問題、消費者の抵抗等の問題を乗り越えることと、食品・料理の味改善が必要だ」と指摘した。
野生カンガルーの著しい繁殖数をコントロールするために、豪州政府は毎年百万匹単位の野生カンガルーを捕獲し処分することで生態のバランスを取っている。殆どのカンガルー肉はペットフードに加工されている。
サウスウェールズ大学環境研究所のアンプさんは、「カンガルー肉は高蛋白質で、脂肪分が少ない。基本的に開放された環境で飼育されていることから、肉は非常に衛生的でもある」と強調した。カンガルーを家畜にして人類の主な肉食品にする構想に対して、多く論議されているが、健康意識の高いオーストラリア人はすでにカンガルー肉を食し始めている。
(翻訳編集・余靜)
(08/10/05 10:54)
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