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世界遺産「九寨溝」立ち入り禁止、チベット情勢に関連か

 【大紀元日本3月15日】米国ロスアンゼルスの旅行業者がこのほど、中国四川省北部のアバ・チベット族チャン族自治州の自然保護区「九寨溝(世界遺産)」への立ち入り禁止の知らせを受け取った。関連部門に理由を尋ねたが具体的な回答は返ってこない。しかし関係者は、この封鎖をチベット情勢の緊張や、現地チベット族による暴力抗議50周年記念に関連があるのではないかとみているようだ。ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

 ロスアンゼルスの旅行業者によると、もともとチベットは3月に旅行が解放される予定だったが、2月末に当局のチベット進入審査許可が延期されるという通知を受け取った。関係業界は、この理由をチベット暴力抗議50周年記念に関連があるのではないかとみていた。そうした状況で、チベット族の活動と集落の九寨溝への立ち入り禁止は全くの予告もなく出された。

 記者:いつ(九寨溝)立ち入り許可の暫時停止を受け取ったのですか。

 旅行業者:3月初めに通知を受け取りました。4月末に再び解放されるそうです。

 記者:なぜ立ち入り禁止になったのですか。

 旅行業者:彼らは何も言いませんでした。我々が知っているのは立ち入り禁止ことだけです。

 知らせを受け取った業者は、突然の立ち入り禁止に困惑すると同時に、この時期もともと九寨溝の旅行は季節外れだが、現地の気候も激しい変化がないのに関連当局が何のために立ち入り禁止を決定したのかという事に興味を抱いたという。

 旅行業者:旅行業者は天候の要因、例えば雨天、台風あるいは気温急変などこれらの予測は難しいが、基本的には立ち入ることができると理解している。しかし立ち入り禁止の理由を明確には聞いていない。

 旅行業界の関連部門から具体的回答はないが、チベット地区の緊張した情勢が影響しているようだ。

 旅行業者:ロスアンゼルスからの旅行者は確実に減っており、問い合わせも少ないのです。

 チベット、九寨溝や近隣地区へのツアーは立て続けに地震、五輪、暴力抗議運動や不景気などの影響を受け、旅行者数が前年同時期に比べ5割減と激減し、今のところ夏期バケーションで旅行業界の状況が少しでも回復を見せることに期待を寄せることしか出来ないと業者は話している。

 
(翻訳編集・坂本)


 (09/03/15 13:40)  





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