【大紀元日本4月25日】英国「インペリアル・カレッジ・ロンドン」で行なった研究で、音楽はストレスを解消できるだけではなくて、脳卒中患者の視覚感覚の問題も改善できると発表した。
今回の研究チームを率いるデービッド・ソト博士は、60%の脳卒中患者は、大脳が視覚、聴覚および動きに連結する箇所が深刻なダメージを受けることで視覚感覚は正常に働かない。そのため重病患者の場合は、食事プレートの右半分の食事のみ食べる、または顔の右半分のみを髭剃りするなどの現象が起こり、環境に対する正確な判断ができない状況になると示した。
これに対して、博士は、視覚感覚が正常に働いていない3人の脳卒中患者に対して試験を行った。患者にとって、自分が好きである音楽、好きでない音楽または音楽なしの状況下で、ダメージを受けた神経箇所の反応を見ることである。試験方法の中の1つは、患者が赤いランプを見た時にボタンを押す試験である。最終的に、患者の好きな音楽を聴く時にボタンを押す確率が65%で、音楽なし又は好きでない音楽を聴く時にボタンを押す確率は15%しかないとの結果を得た。
ソト博士は、「患者が本当に音楽によって精神的に良い影響を受けて、視覚感覚が改善できるかを確認したいと思っているが、その為に、もっと多くの視覚感覚が正常に働いていない患者およびその他神経にダメージを受けた患者が必要だ。さらに、われわれはそれぞれの患者の精神的な要素および脳卒中による神経にダメージを受けた部分に対して重視すべきで、それがわれわれの研究目標でもある」と強調した。
脳卒中患者に対する音楽のメリットはこれだけではない。フィンランドの研究では、毎日数時間の音楽を聞かせた患者は、音楽を聞かせない患者に比べて、言葉の数の増え方および集中力の持続時間の増加が改善され、患者の憂欝の状態も他の患者より改善されたという。
ヘルシンキ大学の神経科学者・サカモ氏は、「脳卒中患者が音楽を聴いた後では、言葉の数が増え、改善された患者が6割に達した。また、聴力および文書を読む能力は18%も向上した」と示した。
多くの研究者が音楽は人体の健康にメリットがあることを相次いで証明した。故に、普段から音楽を多く聞くことはストレスの解消にもなるし、心身共に保養することもできる。
 | | 研究によると、音楽は脳卒中患者の健康回復を助けるほかに、自閉症、憂鬱病および記憶喪失などの精神的病気にもよいという。その主な原因として、音楽は大脳を刺激し、良いエネルギーを与えることができるからだという(JAY DIRECTO/AFP/Getty Images) |
(記者・林哲華、翻訳編集・余靜)
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