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アトリエで制作中の林世宝さん(写真・山崎)

縁(円)を大切にする「心」のアーティスト、林世宝さん(1)

 【大紀元日本9月23日】「集夢計画」の映画を作りたい!開口一番、そう言った林(リン)さんに友達全員が驚いたのです。それは資金ゼロからの出発で膨大な出費と日数をかけてどうやって映画作りをするのか、まったく先が見えない提案だったからです。でも今彼はその夢に向かって、自分の作品を人に買ってもらうべく資金集めに奔走しています。以下が林さんの立てた3つの計画です。

 1)林さんのオリジナルTシャツを世界中に限定販(1枚$20)
 2)50点あまりの自分の作品の販売(日本、アメリカ、台湾へ)
 3)賛同された人々からの募金

 林さんのホームページはこちらです。

 ところで彼の本業は、人が要らなくなった廃棄素材で作品を造る造形美術家〈アーティスト〉で、ニューヨーク在住。1962年台湾生まれ。世界中から素材を集めて作品を造っています。

 
アトリエで作品を紹介する林世宝さん(写真・山崎)

林さんのアトリエ外観(写真・山崎)

最新作に要らなくなったペン20万本を集めて造った「知恵の門」(愛知万博)や、20万個のおしゃぶりで造った「愛の樹」lovetreeなどがあります。

 
「知恵の門」(写真・林さん提供)

「愛の樹」lovetree(写真・林さん提供)

林さんの作品の特徴は、「円」にあります。彼の描いた絵の中央に丸い円が描かれてあり、彼はそれを自分におけるアート表現の原点で、天地、宇宙、万物の本来の形、自然の形であり、永遠のシンボルが円で、人間もその円を求めていると林さんは語っています。

 この間、地元の日系の新聞で林さんの記事を偶然見つけて思わず、林さんに直接連絡をとりました。最後にお会いしてから4年ぶりの再会でした。

 私が林さんを知ったのは10年以上前(1997年ころ)で、ニューヨークの地元のテレビでペニー硬貨(1セント)のことが放送されて、多くのお金が集まった時でした。そのペニーをたくさん寄付した方のお家のパーティーの席で、林さんとお話しする機会に恵まれました。

 林さんの代表作、100万枚のペニーを使った作品名は、「平和行進曲」(別名、100万枚のペニー像、penny for peace)です。高さ3メートル、重さ3トンです。

 
「平和行進曲」(別名、100万枚のペニー像、penny for peace)。歌を歌っているのは林さんの友人で、左から2人目はブロード・ウェイの俳優、ウイリー・ヤンさん(ミュージカル「ミス・サイゴン」の元主役)(写真・林さん提供)

この作品は当時、NYにある国連に展示されることがほぼ確定していました。それが常任理事国の中国の反対に遭い、広島大学に創立50周年記念として寄贈されました。理由は林さんの国籍が台湾だったからです。中国はその政治力を使って芸術にまで影響を及ぼしたのです。

 心のアーテスト、林さんはそんな事にもめげず、その後も次々と世界中に心の平和の為の作品を造り続けています。

林 世宝さん(Lin Shih-Pao)略歴
(福岡美術館発行:林世宝作品集より抜粋)

 1962年:台湾で生まれる
 1986年:来日、東京で個展
 1987年:日仏現代美術展入賞
  その後、各種美術展で12回以上入賞
 1993年:ニューヨークへ移住
  ニューヨーク大学大学院終了
 1997年:「平和行進曲」(100万枚のペニー像)完成
 1999年:ニューヨーク現代美術メディア賞受賞
 2000年:アメリカにおけるアジア傑出アーティスト賞受賞
  日本および海外の美術展に入賞・入選20数回

(続く)

(山崎・NY)

 (09/09/23 12:18)  





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