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人気時事誌『南風窓』、社会問題提起でサイト停止=中国

 【大紀元日本10月28日】かつてNHKスペシャル「激流中国」でも取り上げられた、中国で人気のある時事雑誌「南風窓」のウェブサイトが26日、突然停止された。最新号で「インターネットによる政治への透視」と題する記事を発表し、中国のインターネットに関連する種々の問題を掘り下げて討論したことが起因とみられている。中国共産党や中央政府のトップにも同誌の購読者が多いと言われる。

 広州日報グループの傘下にある「南風窓」は、時事雑誌の分野で国内1、2を争う発行部数を誇る。中国共産党や中央政府のトップにも同誌の購読者が多いと言われる。しかし、26日夜、「南風窓」のインターネットサイトが突然停止となり、アクセス不可能な状態が続いている。

 最新版の第22号「独占企画」のコラムで、海外中国語新聞の記者と自由派学者などを招き、大陸のネット利用者が近年インターネットを通じて政治議論をしていることや、このような政治議論の群衆事件への影響を探る文が発表された。関連するトピックとして、同号では、ここ3カ月間インターネットが制御され自由にアクセスできない新疆の状況も報道された。

 さらに「対話」のコラムでは、「中国は、大々的に民主を推進する以外に道はない」と題する、中国共産党中央党校教授・王長江氏の独占インタビューの内容も掲載されていた。

 これらの文章は、主要なポータルサイト「網易(ワンイ)」「新浪(シンラン)」「グーグル」などにも転載されていたが、26日、「網易」に転載された「南風窓」の文章は削除された。

 ラジオ自由アジア(RFA)によると、ネット評論家・北風氏は、「南風窓」最新号のウェブサイトの内容がネット上から減少したことなどに気づいているが、当局が雑誌「南風窓」を市場から回収させる動きはないとコメントした。

 一方、ネットから削除された「南風窓」の記事の他に、中国共産党政権樹立60年周年記念のDVDに対しても、当局は削除編集を求めた。香港「蘋果日報」によると、10月1日の閲兵式のDVDに日本「東芝」の広告看板が6秒間映っているため、北京市委宣伝部はテレビ局、ネットサイトに対して、同DVDの放送を禁止した。今月中旬、新たに編集され発売されたDVDでは東芝の広告看板の映像は削除されている。当局はさらに、東芝の広告看板削除に関する報道も禁止している。

(翻訳編集・余靜)


 (09/10/28 07:47)  





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