印刷版   

17日に開かれたモルジブ共和国の海底閣僚会議の様子(AFP)

世界初 、海底で閣僚会議=モルジブ共和国

 【大紀元日本10月19日】インド洋の島国モルジブ共和国が、17日、世界初の海底会議を開いた。地球温暖化による海面上昇が人類の生存環境にもたらす脅威を訴えることを目的とし、温暖化ガス排出の削減を訴える条例を可決した。

 モルジブ共和国は、インド洋北部セイロン島(スリランカ)の南西600キロメートルに浮かぶモルジブ諸島から成る。陸地面積はわずか294平方キロで、陸地の平均標高は2メートル。海面上昇によって、2100年までに、40万人の国民が居住する陸地は失われると専門家は指摘している。

 AFPの報道によると、地球温暖化問題に世界の関心を寄せてもらうよう、大統領と閣僚が水深5メートルの海底での閣僚会議開催を決定した。会議では、温暖化ガス排出の削減を訴える条例が可決された。

 14人の閣僚のうち、2人は健康上の理由で潜水会議を欠席した。会議時間は約30分。水中での会話は困難なため、手話とプラカード記入の方法を採用した。

 会議開始直前には、海の珍客も現れた。一匹の大魚がナシード大統領の座席下に潜り込んできたという。大統領と椅子取りゲームでもしようとしたのか。

会議前の準備(AFP)

モルジブ共和国の陸地面積はわずか294平方キロで、陸地の平均標高はわずか2メートル(AFP)

(翻訳編集・叶子)


 (09/10/19 07:53)  





■関連文章
  • 研究報告:環境ストレスを受けた植物は温暖化ガス放出増加(09/09/16)
  • 長期干ばつ、地球温暖化の元凶(09/03/30)
  • 温暖化、5千年来最悪の気候変動(08/11/09)
  • 地球温暖化:ヒマラヤ山脈水源、脅威に直面(08/08/25)
  • 魚の乱獲でクラゲが増加=欧科学者(08/06/26)
  • 世界8分の1の鳥類 絶滅の危機に直面(08/05/21)
  • 中国のCO2排出量、過去の予測より最悪=米研究(08/04/21)
  • 地球温暖化、NZのワイン業界にとっては追い風に(08/02/15)
  • 地球温暖化 数百年内に生物の半数絶滅の恐れ(07/10/26)
  • 日本経団連、サマータイム導入で炭酸ガス排出量を約5%削減(07/09/11)
  • 地球温暖化対策の「努力目標」を採択=APEC首脳会議(07/09/10)
  • 中国沿岸部、下水管から大量の汚染物質が海に(07/08/06)
  • アラスカ北極圏、海岸浸食で動物の生息地に影響=米研究(07/07/04)
  • 米国、ドイツの温暖化ガス排出削減案拒否へ=声明草案(07/05/26)
  • 米国、サミット宣言案で地球温暖化の緊急性訴える部分の削除要求(07/05/22)