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ヒューマン・ライツ・ウォッチの最新調査報告書は、7.5大規模抗議事件後、大量のウイグル人が強制連行されて行方不明と公表(AFP)

<新疆7・5事件>ウイグル人男性、大量逮捕・行方不明=人権団体

 【大紀元日本10月23日】中国新疆ウイグル自治区で7月5日に発生した大規模抗議事件の後、大勢のウイグル人男性が公安当局に強制連行されて行方不明になった。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が21日に公表した調査報告書で指摘している。当局は家族に対して、失そう者の行方に関する説明を拒否しているという。

 「暴乱後の強制失そう」と題するこの報告書は、43人のウイグル人男性の事案を収録。これらの事案は、同種の行方不明者の中では氷山の一角に過ぎない可能性を指摘した。

 同人権団体の調査によると、7月6日からの二日間、警察、武装警察と軍隊は大規模な捜査活動を幾度も行った。場所はウルムチ市内のウイグル人密集地、二道橋と競馬場の2カ所。捜査活動はその後も少なくとも8月中旬まで続いた。

 また、記録された目撃者の現場証言では、公安当局が住宅区を丸ごと封鎖して、ウイグル人男性をあまねく捜査し、軍用トラックに載せて大量に強制連行した。

 報告書に収録された失そう者らは、主に20代の若いウイグル人男性。最年少は12歳。漢族も失そうと逮捕の対象となっている可能性があると報告書は示しているが、20数人の現地住民への取材では、このような情報は得られなかったという。

 同人権団体の指摘によると、このように失そうした人たちは、残酷な拷問を受けるか、処刑される可能性が高い。家族と友人も失そう者の状況を把握できないため、常に強いストレスと苦しみに耐えている。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチは、中国当局に対し、強制連行されたすべての人の状況を説明し、同抗議事件への独立調査を受け入れるよう求めている。現時点では、中国当局はそれについて反応を示していない。自治区政府の候漢敏・報道官は、報告書の内容を詳細に検討するとの発言に留まった。

(翻訳編集・叶子)


 (09/10/23 07:48)  





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