【大紀元日本10月27日】
本人はタバコを吸わなくても、周りの人が吸うタバコの煙を吸ってしまう状況を受動喫煙(副流煙)※と呼ぶ。そのような非喫煙者の健康上の弊害は、医学界では定説になっている。香港大学が20日に発表したレポートによると、喫煙者についても、他人の吸うタバコの煙による健康への弊害が確認されたという。喫煙者は、自ら喫煙する事で直接煙を吸い込む主流煙と、他人のタバコの煙を吸い込む副流煙のダブルパンチを受けることになる。
このリサーチは香港大学李嘉誠医学院、公共衛生学院の研究チームによるもの。研究の対象となったのは3万2千506人の中高校生が対象で、彼らの呼吸器系の健康状態と喫煙、受動喫煙の情況について調べた。対象者の中で、9%の人は喫煙者で、24%は喫煙経験のある人(現在喫煙者も含む)、喫煙者の85%は副流煙にもさらされることがわかった。
この膨大な資料による調査結果によると、10代(11歳から20歳)の非喫煙者の慢性呼吸器疾患の罹患率は10.6%で、喫煙者は22・2%で非喫煙者の2倍近く。さらに、ひんぱんに受動喫煙にさらされる若者の罹患率はそれぞれ非喫煙者が12.0%と喫煙者が25.9%に上る。
また、喫煙者について、週に1日から4日、他人のタバコの煙を吸ってしまう場合、呼吸器疾患にかかるリスクが41%増え、週に5日から7日になると、このリスクが85%増える。受動喫煙をすればするほど、リスクが高くなる事が分かった。
同研究チームの何世賢助教授は、「若者の喫煙問題を解決するには、本人が禁煙する事だけではなく、周りの人達の喫煙により煙を吸い込む受動喫煙(副流煙)の機会を減らす事が大切である」と述べた。
※副流煙は、タバコから立ち上る紫煙のことで「主流煙」よりも有害物質の含有量がはるかに多く、主流煙と比べると、ニコチン2・8倍、一酸化炭素4・7倍、アンモニアは、46倍である。
(翻訳編集・心明)
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