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中国製の玩具。インドネシアのジャカルタで(ADEK BERRY/AFP/Getty Images)

貿易国との摩擦が多発 2010年、中国の輸出回復に厳しい状況=中国商務省

 【大紀元日本3月1日】中国商務省の姚堅報道官は先週、中国の輸出が完全回復するには2年から3年かかるとの認識を示した。「世界全体の投資と消費の行方が不透明の中、中国の輸出は厳しい状況に置かれている」と述べた。

 中国税関総署1月10日の発表によると、世界同時不況で外需が急速に低迷したため、2009年通年の輸出額は、前年比の16・0%減にあたる1兆2016億ドルとなった。2010年の中国からの輸出額について、専門家は貿易国との摩擦が引き続き多発すると予測している。

 すでに今年1月に、米国政府は中国製鋼線に対して43%~289%の反ダンピング税を課するという仮決定発表した。また、中国と同じくBRICs(新興国)の一つであるインド政府は、中国製玩具の輸入を半年間禁止することを発表した。

 2月に入ってから、米国、EU連合及びアルゼンチンなどは相次ぎ、中国製の油井掘さく用ドリルパイプ、中国製銅版紙(コート紙)、メラミンなどの製品に対して、反ダンピング調査を行い始めた。韓国検疫当局も23日、中国広東省、海南省及び広西省から生産した生姜、ジャガイモなどの植物の輸入禁止を発表した。

 これに対して、一部の専門家は世界景気回復が緩やかに進んでいる中、2010年は、中国はさらなる厳しい保護主義貿易に直面するだろうと示している。

 中国人民大学の王晋斌・教授は、国内紙「経済参考報」の取材に対して、「09年後半において、人民元安や経済刺激政策で中国の輸出が少し回復したが、2010年、中国は厳しい貿易摩擦に直面するだろう。特にEU連合からの貿易保護措置に警戒しなければならない」と述べた。

 王教授は、米国と比べるとEUは貿易赤字の負担に耐えられるレベルが低いため、雇用への圧力がさらに高くなり、経済不均衡問題も深刻化する一方だと分析する。09年12月、中国の輸入総額がドイツを抜いて世界1位となったことに対して、王教授はさらに圧力を感じるEUは、対中貿易赤字を縮小するために、今後人民元切り上げへの訴えを強化し、中国製品への反ダンピング、反補助金措置の実施が多くなるだろうとの見方を示した。

 一方、金融危機の影響で、同様に国内景気が低迷しているインド、ブラジル、ロシア、アルゼンチンなど新興途上国からの貿易障壁も高くなる可能性があるという。世界貿易機構(WTO)によると、アルゼンチン政府がこれまで行った反ダンピング調査のうち、4分の1は中国製品に対するもの。また、インドも近年中国製品への反ダンピング調査が急増し、すでに欧米諸国で行った調査総件数より多くなっているという。

(翻訳編集・張哲)


 (10/03/01 09:13)  





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